ニートとして自分の方向性を模索しながらブログを書くという日々を送っているラッキーマンです。
今回は某大手居酒屋グループ過労自殺訴訟の和解のニュースに絡めて「死なない選択をするために覚えておきたい4つの言葉」をお伝えするため寄稿します。
先日、某大手居酒屋グループで働いていた新入社員の女性が連日連夜の長時間労働によって体調を崩し自殺した問題で、原因は過労と認め両親に謝罪することで和解が成立しました。
あまりにも痛ましいこの事件。従業員の過酷な勤務状況が明らかになったわけです。残業が月140時間にも及んでいたそうですから、明らかに異常だったといえるでしょう。
企業側は当初、法的責任を否定していたそうですが和解という事で1億3000万円という大金を支払っています。これは実質、自分たちの法的責任を認めたといっていいでしょう。ただ重要なのはそこではありません。
何故なら‥‥‥いくら、和解をしお金をもらったからと言って、「亡くなった女性の命は戻らない。」からです。企業側が責任を認め、賠償金を支払ったところで女性はもうこの世にはいません。ご両親の心情は想像してもしきれるものではありませんが、とても苦しく、悲しい思いを抱いているのではないでしょうか。
このような悲しい出来事が2度と引き起こされないためにも、今日は理屈ではなく感情論で語ります。過労自殺をするぐらい苦しい、もしくは過労死するぐらいに追い込まれているような状況にもし陥ってしまった、あるいはあなたの周囲でそういう方がいたのならぜひこれから私が書き記す「4つの言葉」を思い出してみてください。
1 あなたの命は尊い
当たり前すぎて言いたくもないですが、今回の事件のように過酷な状況に追い込まれると人はその「当たり前」の事すら忘れてしまいます。いやっ、そういった感覚がマヒさせられてしまうのかもしれません。
でも忘れないでください。会社のために一生懸命働くのもいい。上司の言われた仕事を忠実にこなす事もいい。
でも、一番大切なのは「あなたの命」なんです。仮に仕事によってそれを奪われる可能性があるのなら、まず自分の命を守ることを考えましょう。
新入社員ですぐ辞めたら経歴に穴が開くから、家族がいて稼がなきゃならないから、責任のある仕事を任されているから、そんなこと関係ありません。
あなたの命に比べればそんなものは、ゴミよりも軽いものです。天秤にかけるまでもない事なのです。先のこと、将来のことを考える必要はないんです。命がなくなればその先は何もないのです。大切なのは「今、あなたの命を守ること』あなたの」その事を忘れないでください。
2 あなたが死んだら絶対に誰かが悲しい。
あなたが生まれてからここまで生きてくる中で多くの人と関わってきたと思います。家族、友達、恋人、近所の人、先生、同僚、部下、上司などパッと思いつくだけでも相当な人数があなたの人生に関わっています。そんな時あなたの命が突然失われたらどうでしょうか?
特にご家族や、親友の方などは計り知れない悲しみを背負うことになります。「何故、気づいてやれなかったのか。」その後悔の思いを一生抱きながら生き続けていくことになるのです。
これは私事ですが、私の母も退職後に同じ職場にいた同僚が自ら命を絶ったことがあるそうです。もうかなり前の話ですが、今でも母はその方の事を思い出して涙が出てくると言っていました。
私には計り知ることのできない悲しみが母の胸の中にずーっと残っています。亡くなった方のご家族であればさらに苦しいものとなるはずです。
もちろん、あなた自身が苦しい状況にいるときに、他人の事など考えてなどいられないかもしれません。
でも、もし自分が「死にたい。」「もう駄目だ。」「自殺してしまいたい」と思ったのなら、少しだけでもいいので想像してみてください。
「自分が死んだら沢山の人が悲しむ」
たとえ一人のように感じたとしてもあなたは一人ではありません。あなたは沢山の人と見えない糸でつながっているのです。あなたが死んでしまえば、その糸で繋がっている全ての人が悲しむ。これは確かな事なのです。あなたが生きていてくれるだけで笑顔になる人がいるのです。その事も忘れないでください。
3 死ぬぐらいなら逃げろ
「逃げてはダメだ!」あなたはこう思いこんでいませんか。確かに時には戦わなければならない時もあるかもしれません。ずーっと逃げっぱなしではなく、何かに正面から向き合ってぶつからなければならない日もあるでしょう。
でも、それは今でしょうか?果たしてあなたの命が脅かされている今戦うべきなのでしょうか??
動物だって自分の身に危険が迫ったのなら真っ先逃げます。一目散に後ろも振り返らずに猛ダッシュで逃げるのです。それは何よりも大事なのが『生きのびる事』 だからです。ありとあらゆる動物がまず生き延びる事を第一に考えています。
この本質は人間だって同じはずです。生き延びなければ何も始まりません。命を落とせばその先はないのです。ですからまず生き延びることを考えましょう。無様だと思えても構いません。仕事で死ぬほど苦しい思いをする位なら何もかも放り出して逃げてください!
「仕事に殺されるぐらいなら逃げる!」
何も恥ずかしい事ではありません。ぜひご自分の命を第一に考えてください。
4 企業にとってあなたは替えのきく存在である
残酷なようですが、企業にとって個人の命というのはある意味ではとても軽いものです。その証拠に、たとえ誰かが亡くなったとしてもその企業は通常通り営業を続けています。何事もなかったかのように活動を続けていくのです。そして、亡くなった人のポジションにはまた新たな人が補填されていきます。
もちろん、関わっていた同僚や上司、部下などは悲しむかもしれませんが企業自体は活動をやめることはないのです。
あまり認めたくはないですが、企業にとって私たちは「代替可能な歯車もしくはパーツ」と言えるのかもしれません。
歯車やパーツであれば、壊れたり失くしたりすれば新たにどこかから見つけてくればいいでしょう。企業にとって人の存在というのはそれほど軽いものなのです。
果たしてそんな企業のためにあなたのかけがえのない命を捨てる必要があるのでしょうか?たとえ命を捨てたとして何を得られるのでしょうか?答えは簡単です。
「何も得るものはありません」
そう断言することが出来ます。企業のために尽くして身体を壊しても、企業の利益のために自分の身を削って命が失われたとしても得るものなんて一つもないのです!せいぜいお悔やみの言葉と運が良ければ少しのお金がもらえるだけです。それどころか多くの物を失います。
「これからのあなたの人生」「家族の人生」「友達の人生」「恋人の人生」ありとあらゆる人の人生に暗い影を落とすことになります。
あなたという人間は、企業にとっては替えのきく人間かもしれませんが、あなたが関わってきた人にとっては替えのきくものなどではありません。唯一無二。それがあなたなのです。
もう一度言います。残酷なようですが企業にとって私たちは代替可能な存在です。企業はあなたが死んでも悲しんではくれません。
自分の命を削って企業を喜ばせても意味はありません。企業のために仕事のためにあなたの命を失う必要は全くないのです。どうかこの事も覚えておいてください。
まとめ
私は別に仕事や企業の事を否定したいわけではありません。ただ、仕事や会社と自分の命を比べた時に、考える間でもなく「自分の命の方が大事だ」と思うので、今回の記事を書いてみました。
まず死なないこと。その事を第一に考えましょう。生きていればその先の人生がありますし、生きていれば新たな出会いや可能性が見いだせるのです。そのためにまず『あなたの命を守る』 これを第一に考えてください。