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中国経済 内需の弱さ続く12月9日 14時12分
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中国では、企業が製品を出荷する際の値動きを示す指数が、先月、4か月連続で前の年の同じ月より6%近く下落したほか、消費者物価指数の上昇率も政府の目標を依然大きく下回り、物価の面から見て中国経済の内需の弱さが続いています。
中国の国家統計局によりますと、企業が工場などから製品を出荷する際の値動きを示す生産者物価指数は、先月は前の年の同じ月より5.9%下落しました。下落率は前の月と変わらず、4か月連続で6%近い落ち込みとなりました。これは、不動産投資が伸び悩むなか、鋼材や銅線の大幅な値下がりが続いていることなどによるものです。
一方、先月の中国の消費者物価指数は、野菜の値上がりなどで、前の年の同じ月と比べて1.5%の上昇となり、上昇率は前の月より0.2ポイント拡大しました。ただ、自動車をはじめとする耐久消費財などで値下がり幅が拡大しており、中国政府が3%程度の上昇としていることしの目標を依然大きく下回っています。
中国経済の専門家は、「製造業を中心に企業の業績が振るわないなか、働く人の賃金の伸びが全般に鈍っていて、観光などサービス業の分野でも物価が上がりにくくなっている」と話しています。
中国政府は政策金利の引き下げやインフラ投資の前倒しなどの景気下支え策を相次いで打ち出していますが、物価の面から見て中国経済の内需の弱さが続いています。
一方、先月の中国の消費者物価指数は、野菜の値上がりなどで、前の年の同じ月と比べて1.5%の上昇となり、上昇率は前の月より0.2ポイント拡大しました。ただ、自動車をはじめとする耐久消費財などで値下がり幅が拡大しており、中国政府が3%程度の上昇としていることしの目標を依然大きく下回っています。
中国経済の専門家は、「製造業を中心に企業の業績が振るわないなか、働く人の賃金の伸びが全般に鈍っていて、観光などサービス業の分野でも物価が上がりにくくなっている」と話しています。
中国政府は政策金利の引き下げやインフラ投資の前倒しなどの景気下支え策を相次いで打ち出していますが、物価の面から見て中国経済の内需の弱さが続いています。