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首相 科学技術予算確保の方向性示したい
12月9日 12時34分

安倍総理大臣は、野依良治さんらノーベル賞受賞者5人と会談し、今後の科学技術政策の方向性を示す新たな基本計画で、研究者の育成や基礎研究の重要性を考慮し、科学技術関係予算を確保する方向性を示したいという考えを示しました。
安倍総理大臣は9日午前、総理大臣官邸で野依良治さんらノーベル賞受賞者5人と会談し、来年度から5年間の科学技術政策の方向性を示す新たな基本計画に関する緊急提言を受け取りました。
提言では、国の研究開発への投資がほかの先進国と比較して著しく停滞傾向にあり、国際競争力を失うことが強く懸念されるとして、新たな基本計画では、これまでを上回る投資目標を設定し、科学技術関係予算を増額するよう求めています。
会談で野依さんは「若手の研究者が疲弊している厳しい状況にあり、科学技術政策を国家戦略の中核と位置づけるべきだ」と述べました。
これに対し、安倍総理大臣は「若い研究者がよりよい環境の中で研究を続けることができるよう力を入れていきたい。基礎研究の重要性も十分に理解しながら予算等を確保していきたい」と述べ、新たな基本計画で、研究者の育成や基礎研究の重要性を考慮し、科学技術関係予算を確保する方向性を示したいという考えを示しました。

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