韓国人男性、一日の家事労働は45分=世界最下位レベル

男女平等指数低いインド・中国・南アフリカより短く「世界最下位圏」
韓国人女性の227分は男性の5倍
10世帯中4世帯が共働きなのに…今も「家事分担」格差大

韓国人男性、一日の家事労働は45分=世界最下位レベル

 ワーキングマザーのキムさん(38)は夫と通勤時間がほぼ同じだが、一日のスケジュールは全く違う。キムさんは毎日朝6時半に起き、朝食を用意して出勤の支度をする。夫は7時半に起きてシャワーを浴びて朝食を食べた後、8時ごろに家を出る。キムさんは小学校2年生の娘を学校に送り、8時30分ごろにやっと会社に向かう。普通は夜7時半ごろ帰宅するというキムさんは「家に帰ってもまた仕事をしに来たような気持ちになる」と言った。夕食を作って食べた後、掃除機をかけて洗濯機のスイッチを入れ、皿を洗うと夜9時を過ぎる。ゴミ捨ては夫の役割だ。キムさんがいっぱいになっているゴミ袋の端を結び、夫の手に持たせると、夫はマンション1階のゴミ置き場に置いて戻ってくる。「生ゴミを捨てる時、夫が出る時間に合わせてビニール手袋を夫の手にはめてやるのも私の仕事です」と言った。

 スウェーデンのヴィスビューで暮らすセシリアさん夫妻も共働きだ。夫妻は朝7時に目を覚まし、幼稚園に通う娘2人を起こし、朝食を一緒に作って食べる。夫がトーストを焼き、妻のセシリアさんがサラダを用意するという具合だ。出勤時間が早いセシリアさんが先に家を出ると、夫は子どもにシャワーを浴びさせ、服を着せて幼稚園に連れて行く。セシリアさんは「夜も子どもにご飯を食べさせ、学校の持ち物を用意し、寝かせるのは夫の役割」と言った。ほかの家事も平等に分担している。

 韓国では10世帯中4世帯が共働きだが、韓国人男性が家事をする時間は中国・インド・南アフリカの男性よりも少ないという調査結果が明らかになった。女性家族部(省に相当)と統計庁が7日に発表した「2015仕事と家庭の両立指標」によると、韓国人女性の一日平均家事労働時間が227分なのに対し、韓国人男性は45分だった。これは経済協力開発機構(OECD)加盟国平均(139分)の3分の1程度で、調査対象となった29カ国で最も少なかった。

チョン・ギョンファ記者
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