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東芝不正会計問題 個人株主などが賠償求め集団提訴12月7日 11時58分
東芝の不正会計問題で、株価が下落し損害を受けたとして、個人株主など50人が、会社と旧経営陣に3億円余りの賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、東芝の個人株主や元株主の男女50人です。訴えによりますと、東芝が経営トップをはじめ組織的に不正な会計処理を行った問題で、株価が下落して損害を受けたとして、東芝と田中久雄前社長など旧経営陣5人に対し、合わせて3億円余りの賠償を求めています。原告らは東芝の株を購入した時の価格に比べ、問題の発覚後に売却した価格や今後予想される価格が低いとして、その差額を支払うよう主張しています。
弁護団によりますと、この問題を巡って、国内の株主が集団で東芝を提訴するのは初めてで、今月中に大阪と福岡でも個人株主などが集団で訴えを起こすということです。また、来年以降も追加で提訴する予定で、弁護団は「原告の数は全国で1000人程度になるのではないか」としています。
提訴後の会見で、佐野隆久弁護団長は「原告らは安定した株だと信頼して購入したのに東芝に裏切られたと怒りを覚えている」と話していました。
一方、東芝は提訴について、「訴状を受け取っていないため、コメントは差し控えます」としています。
弁護団によりますと、この問題を巡って、国内の株主が集団で東芝を提訴するのは初めてで、今月中に大阪と福岡でも個人株主などが集団で訴えを起こすということです。また、来年以降も追加で提訴する予定で、弁護団は「原告の数は全国で1000人程度になるのではないか」としています。
提訴後の会見で、佐野隆久弁護団長は「原告らは安定した株だと信頼して購入したのに東芝に裏切られたと怒りを覚えている」と話していました。
一方、東芝は提訴について、「訴状を受け取っていないため、コメントは差し控えます」としています。