17. GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの連携方法と重要指標
この記事は2014年11月20日に公開された記事を再編集したものです。
本記事で学ぶ内容
・GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールとを連携できる。
・Googleサーチコンソールの重要指標を理解できる。
・Googleサーチコンソールのメール配信方法を理解できる。
Googleサーチコンソールでは、Googleの検索結果において、あなたのホームページがどのように表示されているかを知ることができます。
Googleサーチコンソールを設定したら、Googleアナリティクス連携することで、普段みているレポート画面で見られるので、とても効率的です。
本カリキュラムでは、Googleサーチコンソールとの連携方法と重要指標について解説します。
Googleサーチコンソールはアクセス前のユーザーのことがわかる!
Googleアナリティクスでは、ウェブサイトにアクセスされる前のことはわかりません。ユーザーがそもそも来なければデータは取得できないためです。
しかし、Googleサーチコンソールを使えば、Googleの検索結果でどのようなキーワードで表示されて、どれくらいそこからクリックされ、訪問に結びついたのかがわかります。
ですので、Googleサーチコンソールでアクセス前の動きを取得し、Googleアナリティクスでアクセス後の動きを取得するという使い分けが一般的です。
一緒に使うことが多い両ツールですが、連携は非常に簡単です。早速連携方法について見ていきましょう!
Googleサーチコンソールとの連携方法は非常に簡単!
GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールの連携はとても簡単です。
Googleアナリティクスを利用しているとGoogleアカウントと、Googleサーチコンソールを利用しているアカウントが同じであれば、すぐに連携ができます。
STEP1 Googleアナリティクスにログイン
Googleアナリティクスにログインし、画面上方の「アナリティクス設定」をクリックします。
STEP2 連携するGoogleサーチコンソールを選択
プロパティ設定画面内の「Googleサーチコンソールの設定」から、「編集」をクリックします。
すると、連携可能なGoogleサーチコンソールが表示されますので、それを選び保存すればOKです。
Googleサーチコンソールの重要指標
Googleサーチコンソールのデータを見るにはGoogleアナリティクスで、集客>検索エンジン最適化>検索クエリを選びます。
すると、次のように、アクセスされる前の状況がわかります。
表示回数
Googleの検索結果に表示された回数です。多ければ多いほど露出していることになります。
クリック数
検索結果でクリックされた回数です。概数で集計されていますので、実際のアクセス数とは若干ずれます。
平均表示順位
複数のページなどが検索対象になることもあり、その平均順位。
CTR(クリック率)
クリックされた割合。高ければ高いほど、クリックされやすいと言えます。
また、集客>検索エンジン最適化>ランディングページ では、あなたのホームページでどのページが検索結果に表示されたのかがわかります。
たとえば、あるページは多く表示されているにも関わらずクリック率(CTR)が低いとします。そのときは、タイトル文や概要の文章があまり魅力的でない可能性があり、それらを調整することで改善が期待できます。
Googleサーチコンソールを連携するメリット
前述のデータは、Googleサーチコンソールの管理画面でも見ることができます。
Googleアナリティクスと連携するメリットは何かというと、Googleアナリティクスの機能を利用できる点です。
たとえば、上図のように定期的に特定のメールアドレスに、Googleサーチコンソールのデータを自動送信できます。上図では毎月1日にPDFファイルで配信する設定となっています。これは、Googleサーチコンソールではできないことです。
Googleサーチコンソールのデータは3ヶ月までしか保持されません。このようにして定期的にメール送信しておけば、バックアップのような効果も得られるのです。
アクセス前の状況がわかるGoogleサーチコンソールを、ぜひ定期的に見てホームページのチューニングをしてみてください。
ここがポイント
・Googleサーチコンソールとの連携はプロパティ設定から。
・表示回数やクリック率など重要指標がわかる。
・定期的な自動メール配信は、Googleサーチコンソールのバックアップ代わりになる。
ここで確認!学びチェック
【問題】 GoogleサーチコンソールでわかるCTRの意味は、次のうちどれでしょうか?1つ選んでクリックしてください。