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 2日午前8時半ごろ、東京メトロ半蔵門線の半蔵門駅(東京都千代田区)付近を走行中の車両内で、壁に据え付けられた消火器が落下し、消火剤が噴出した。乗客8人が体調不良を訴えた。このうち男性1人が車内からホームに出るときに転んで額を打ち、病院に運ばれたという。

 東京メトロによると、トラブルがあったのは、南栗橋発中央林間行きの10両編成の5両目。消火器は各車両に一つずつ壁にベルトで固定しているが、駅で停車するときに落下したとみられるという。同社が原因を調べている。この影響で、半蔵門線は約10分にわたり運転を見合わせた。