『シャオミ 爆買いを生む戦略』が刺激的な一冊だった

SPONSORED LINK

Pocket

2015-11-23 10.39.00

おとなり中国のモバイル・インターネット企業、「シャオミ」の創業物語ですね。献本いただきました。ちょっとばたばたしていたので手を付けるのが遅れていたのですが、読み始めたら一気!でした。今年読んだビジネス本のなかで一番刺激を受けたかも…。

おもに言語の壁のせいであまり中国企業について勉強していなかったのですが、なんというかスケールがやはり違いますね。

そしてたくさんの人が関わっているからこそ、アイデアの数もはんぱないです…。そうしたアイデアを地道に積み重ねて成功しているシャオミのストーリーにはかなり学ぶところがあるのではないでしょうか。

正直、シャオミというと「中国版アップル?」ぐらいのイメージしかなかったのですが(意識的に真似しているところはあるかと思います)、しっかりした戦略に裏付けられた優良企業なのだな、と認識を新たにしました。

せっかくなのでぐっときたポイントをいくつか。

■ お客様は神様?

企業とお客様の関係をどう定義するか?シャオミの戦略は明快です。「お客様は神様」というのもおかしいし、逆に「うちの商品が要らないなら帰れ」という殿様商売もおかしい、「お客様はお友達」と定義すべきだ、と主張しています。

したがって消費者とのコミュニケーションも「お客様と遊ぶ」と位置づけています。素晴らしい製品ありきが前提ではありますが、体験型の企画をたくさん用意して、お客が楽しく参加できるように仕掛けています。

具体的な施策は本書を是非読んでもらいたいところですが、本書がすごいのは「この結果、こういう数値が導き出された」とおしげもなく公開している点ですね…。中国でビジネスをしたい人には必読なのではないでしょうか。

■ オレンジ・フライデー

シャオミの施策ですごいな、と思ったのはスマホのOSアップデートを週次で行っていた点です。しかも毎週金曜日に実施する、と決めていて、ユーザーはそれを心待ちにしています。

改善点はフォーラム(掲示板)ですべてオープンになっていて、回答しているのはサポート要員ではなくて、プロダクトマネージャたちという徹底ぶり…。

自分の要望が今週は実装されるかどうか、といった楽しみとともに製品が改善されていけば、そりゃファンになっちゃいますよね。そしてこのフォーラムで集ったファンたちが起爆剤になって次々とヒットを飛ばす、という好循環になっています。

■ シャオミの家

シャオミでは直営店も展開していますが、お客様と「遊べる」ことを重視しています(見た目はアップルストアそっくりですが苦笑)。

たとえば「一時間でスピード修理!」というゲーム性の高いサービスを提供していたりします。これは一時間以内に修理ができなかったら「20元(380円ぐらい)」のキャッシュバックを行なうか、スタッフとサイコロゲーム(プレゼントがあたる)をするかを選ぶことができます。

修理にいくとやきもきしてしまいますが、このようにゲームになっていると待っている間もワクワクできるかもしれないですよね。なかなかいいアイデアだと思いますがいかがですかね…。


他にも「なるほど、このアイデアはすごいな」と思えるようなエピソードが満載だったので、「最近いいビジネス書ないかなぁ」と思っている人にはおすすめしておきます。

ツイッターもやっています!

SPONSORED LINK

Comment are closed.