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初の海外受注の人工衛星 午後打ち上げへ
11月24日 11時53分

初の海外受注の人工衛星 午後打ち上げへ
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日本のロケットとして初めて海外の民間企業から受注した人工衛星を載せたH2Aロケット29号機が、24日午後3時23分に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定で、現地では打ち上げに向けた最終段階の作業が進められています。衛星の打ち上げを巡る国際市場への参入に弾みがつくか注目されます。
H2Aロケット29号機は23日午後11時ごろ、組み立てが行われた建物から発射地点に到着し、現在は燃料の注入や機体の点検など打ち上げに向けた最終段階の作業が進められています。
ロケットに搭載されているのは、カナダの「テレサット」社の通信放送衛星です。衛星の打ち上げを巡る国際市場はヨーロッパやロシアが大きなシェアを占め、さらにアメリカも加わって競争が激化していて、今回は日本のロケットして初めて海外の民間企業から受注した衛星の打ち上げとなります。
また、今回の打ち上げはロケットが4時間半にわたって飛行を続け、高度3万4000キロで衛星を分離する計画で、飛行時間・飛行高度ともに前例のない打ち上げとなるため、2段目のエンジンなどには改良が施されています。
今のところ発射場周辺の天候に問題はないということで、順調に準備が進めば、H2Aロケット29号機は午後3時23分に打ち上げられます。日本が悲願としてきた国際市場への参入に弾みがつくか、成否が注目されます。

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