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 将棋の第23期大山名人杯倉敷藤花戦(岡山県倉敷市など主催)が23日、倉敷市で指され、里見香奈女流三冠(23)が甲斐智美・倉敷藤花(32)に勝ち、タイトルを奪った。すでに女流名人、女流王位、女流王将を持つ里見は2013年10月以来の女流四冠になった。女流は全部で六冠ある。

 三番勝負で2連勝した里見は対局後、「苦しい将棋だった。今はホッとしている」と話した。タイトルの通算獲得期数は歴代単独2位の20期となった。

 里見は13年5月に史上初の女流五冠を達成。その後、体調不良で一時休場して保持するタイトルは女流名人のみとなったが、今年度は21勝1敗と驚異的なペースで勝ち続け、着実にタイトルを増やしている。(村瀬信也)