『皆さんが飲んでるBlendは?』
現在、究極のSpecialty coffeeの時代です。
今まではBlend coffeeと言えば一番はBrazilベースでした。
Brazilは、クセが少なくコクもほどほど・・・
酸味等も殆どなく、苦味もそれほど多くはありませんでした。
良く言えばクセの少ないcoffeeなのですが、大きな個性も持たない事を示しました。
ただ、ここで言うBrazilとはどんな豆だったのでしょう?
それは「ブラジル・サントス No.2」と云う豆だったのですね。
このブラジル・サントス No.2と云う豆はSpecialty coffeeよりも等級の低い豆。
coffeeにも沢山の等級があるのですが、それほど高い豆ではないのです。
ブラジル・サントス No.2は、プレミアムコーヒーとされていますが
実際の等級はコモディティクラスです。
以前はこの豆をSpecialty coffeeだと偽評して売っていたお店もありました。
ただ、この豆の良いところは良くも悪くも個性が少ないのです。
そんな安価で単体では美味しくならない豆をどうしたら良いのか?
それはBlendの繋ぎとしてみては如何でしょうか?
『オリジナルブレンドを作ろう!』
こうして見ると、coffee豆の焙煎度合いが少し違いますよね?
これはムラではなく、一種類ずつの焙煎を変えながらBlendしているのです。
ただ、珈琲豆専門店で買うと・・・どういう配合だか分かりませんよね。
勿論、きっちり量ったBlendの配合でも200g用の袋では偏りが生まれる。
ならば、どうやって毎日同じ配合でBlendを飲めば良いのか?
それは〝out blend〟と云って、自分で計りながらオリジナルのBlendを作るのです。
例えばアッサリさせたい朝のBlendにする場合は…
モカ・イルガチェフ50%、ブラジル・サントス30%、コロンビア20%等と
焙煎の浅いモカを多くする事で香りを強調します。
そして、パンやランチ、またはデザート等と合わせる時は…
グァテマラ40%、コロンビア40%、ブラジル・サントス20%等と
コクと香りの個性を前面に出したBlendを行います。
また、夜に一杯立てのストレートで飲む場合のBlendとしては…
タンザニア50%、パナマ30%、ブラジル・サントス20%のように
コクと重さを強調してみるのも面白いですよね。
Blend豆を初めから買ってきてしまうと、袋の中でピッタリには合わせられません。
どうしても偏りが出来てしまい、毎回のcoffeeが失敗したように錯覚します。
その錯覚を防ぐ為には、out blendをして風味を毎回同じように近付けるのも出来ます。
安価でクセのないブラジル・サントスNo.2を用意しておけば
中和剤的な役割として働いてくれます。
こうやって、昔流行った豆を現在に再利用する事で自分だけのBlendが完成します。
『Specialty coffeeでのout blend』
Specialty coffeeは本来が単一農園(シングルオリジン)で採れる為
既に個性豊かになっている豆です。
それをBlendする事はあまりしてはいません。
ただ、coffee店のオーナー達でもBlendの中にそっと忍ばせる場合があるのです。
僕自身もモカ・イルガチェフのようなSpecialty coffeeをBlendに良く使ったり
風味とコクと酸味が濃厚なグァテマラ産のSpecialty coffeeをBlendにしています。
coffeeはちょっとした遊び心で、究極の配合が生まれる事もあるのです。
その可能性を探りながら、日夜テイスティングしているのでしょう。
皆さんもご自分で遊び心を持って、Blendしてみるのは如何でしょうか?
【まとめ】
・オリジナルのBlendは家庭でも出来る
・数種類買ってくるだけで、偏りのないBlendが当たり前に出来てしまう
・Specialty coffee同士ではあまり複雑なBlendはしない事
・ブラジル・サントス No.2は安価で中和剤として繋ぎに使える
・更にお好みの風味を強調して、個性を簡単に作ることが出来る
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