2015年11月7日15時23分
東芝は7日、不正会計問題で会社に損害を与えたとして、西田厚聡元社長ら歴代3社長と、当時の最高財務責任者(CFO)2人の計5人を相手取り、総額3億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
東芝が訴えたのは西田氏のほか、佐々木則夫・元社長、田中久雄・前社長の3人と、当時CFOだった村岡富美雄・元副社長、久保誠・元副社長の2人。東芝が設置した社外の弁護士3人による「役員責任調査委員会」で、利益の水増しについて、5人が管理、監督をする注意義務を怠ったと認めた。今後、あらたな損害が認められた場合は、賠償額を増やすという。
奈良県に住む株主が9月上旬、2008年度から14年12月までに取締役だった28人に対し、計10億円の損害賠償訴訟を起こすよう会社側に請求していた。会社側が60日以内に提訴しない場合、株主代表訴訟を起こせるようになり、期限が8日に迫っていた。
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朝日新聞社会部
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