トップページBusinessニュース米長期金利 3か月半ぶりの高水準
ニュース詳細

米長期金利 3か月半ぶりの高水準
11月7日 5時15分

6日のニューヨーク債券市場は、アメリカの雇用統計が景気の回復を裏付ける内容となり、アメリカの利上げが来月行われるのではないかとの観測が広がったことから全体的に金利が上昇し、長期金利は3か月半ぶりの高い水準をつけました。
6日のニューヨーク債券市場では、この日発表されたアメリカの先月の雇用統計が、農業分野以外の就業者数が市場の予想を大幅に上回るなど景気の回復を裏付ける内容だったことから、FRB=連邦準備制度理事会は次回、来月に開く会合で利上げに踏み切るのではないかという観測が広がりました。
このため、全体的にアメリカの金利が上昇し、長期金利の代表的な指標となっている10年ものの国債の利回りは、統計が発表される前の2.23%台から一時、2.34%台まで上昇し、ことし7月下旬以来およそ3か月半ぶりの水準を付けました。
また、償還期間が短い2年ものの国債の利回りは、一時、5年半ぶりの高い水準に上昇しました。
市場関係者は「イエレン議長をはじめFRBの幹部が12月の利上げの可能性を指摘していたため、このところ金利は上昇傾向が見られたが、今回の雇用統計の結果を受けて利上げの確率が高まったとみる投資家が増えている」と話しています。
k10010297401000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ