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日本とEUのEPA 交渉加速で一致11月7日 1時37分
日本とEU=ヨーロッパ連合のEPA=経済連携協定の交渉会合では、TPP=環太平洋パートナーシップ協定が大筋合意したことを弾みにして交渉をさらに加速させていくことで一致しました。
日本とEUの貿易とサービスの自由化を目指す13回目のEPA交渉会合は先月26日から今月6日までベルギーのブリュッセルで開かれました。
これまでの交渉では、公共事業に外国企業の参入をしやすくする条件を巡り、日本の鉄道事業などへのヨーロッパ企業の参入を求めるEUとの間で隔たりが埋まらず、難航する分野の1つとなっていました。
この点について、今回、日本とEUは、それぞれがまとめた提案を交換したことから、より具体的な協議への道筋をつけるとして一定の進展と捉えられています。ただ、日本側が求める乗用車の関税撤廃やEU側が求める農産物や加工品の関税撤廃については、大きな歩み寄りは見られませんでした。
EUは先月、TPPが大筋合意したあと、TPPに加盟するアジア諸国との自由貿易の拡大を重要戦略として改めて発表しており、日本とのEPA交渉を一層加速させる方針です。
日本も、TPPでの合意を土台にEUとの交渉を有利に進めたい考えで、会合では交渉をさらに加速させていくことで一致しました。今後は、年内の大筋合意に向けて今月末以降に開かれる次回の会合で、双方がどこまで折り合いをつけられるかが焦点となります。
これまでの交渉では、公共事業に外国企業の参入をしやすくする条件を巡り、日本の鉄道事業などへのヨーロッパ企業の参入を求めるEUとの間で隔たりが埋まらず、難航する分野の1つとなっていました。
この点について、今回、日本とEUは、それぞれがまとめた提案を交換したことから、より具体的な協議への道筋をつけるとして一定の進展と捉えられています。ただ、日本側が求める乗用車の関税撤廃やEU側が求める農産物や加工品の関税撤廃については、大きな歩み寄りは見られませんでした。
EUは先月、TPPが大筋合意したあと、TPPに加盟するアジア諸国との自由貿易の拡大を重要戦略として改めて発表しており、日本とのEPA交渉を一層加速させる方針です。
日本も、TPPでの合意を土台にEUとの交渉を有利に進めたい考えで、会合では交渉をさらに加速させていくことで一致しました。今後は、年内の大筋合意に向けて今月末以降に開かれる次回の会合で、双方がどこまで折り合いをつけられるかが焦点となります。