【ソウル聯合ニュース】ヘリコプターで北朝鮮の平壌市内を遊覧飛行するツアー商品が登場した。来年4月10日に開かれる平壌マラソン大会に参加する観光商品も相次いで発売されている。
中国・北京の北朝鮮専門旅行会社、ヤング・パイオニア・ツアーズは5日、ヘリコプターでの遊覧飛行を盛り込んだ新年の平壌観光商品を発売したと明らかにした。
日程は12月29日から来年1月2日までの5泊6日。目玉の一つは12月31日に金日成広場で行われる花火大会の鑑賞だ。1月1日午前にはオプションでロシア製ヘリ「ミル17」に乗って平壌市内を回るツアーが用意されている。
また、同社は4月10日の平壌マラソン大会に合わせたツアー商品も発売した。価格は5泊6日(来年4月8~14日)が995ユーロ(約13万円)、故金日成主席の誕生日(4月15日)に合わせ2日間日程を追加する場合は1295ユーロ。
同じく北京に本社を置く北朝鮮専門旅行会社、高麗旅行社も五つの北朝鮮ツアー商品を発売した。2泊3日から7泊8日までで、価格は900~1860ユーロだ。
オーストラリアの旅行会社、イントレピッドも平壌マラソン大会関連商品を販売している。来年4月に北朝鮮入りし、9日間の滞在中、大会に参加するほか平壌や開城、非武装地帯(DMZ)、南北軍事境界線がある板門店を訪問する。
平壌マラソン大会は金日成主席の誕生日を記念し、1981年に始まった。昨年初めて外国人の参加が認められ27カ国・地域の225人の外国人が参加した。今年4月の大会には米国や中国の旅行会社を通じ約600人の外国人が出場した。
ヤング・パイオニア・ツアーズによると、来年の大会は外国人参加者を先着1500人に制限するという。