【ソウル聯合ニュース】2002年のサッカー・ワールドカップ(W杯)韓日大会で韓国代表をベスト4に導いたフース・ヒディンク元韓国代表監督が5日午前、韓国を出発し、北朝鮮・平壌に向かった。
ヒディンク氏が理事長を務める韓国のフース・ヒディンク財団は、平壌に視覚障害者のためのフットサル場「ドリームフィールド」を建設する計画だ。ヒディンク氏と財団関係者はこの日、中国・北京経由で平壌入りし、7日まで滞在する。ドリームフィールドの着工式に出席するほか、北朝鮮のサッカー関係者らとサッカー発展に向け意見を交わす予定だ。
ヒディンク氏は訪朝について、「ドリームフィールド事業を北朝鮮へと広げるのは、サッカーとスポーツには国境がないからだ」と説明している。同財団は韓国で視覚障害者や子どもたちのために13のドリームフィールドを設置してきた。
また、財団は4日に京畿道河南市と、未来のサッカー選手を発掘、育成するための「ヒディンク・ドリームフットボールセンター」建設に向けた覚書(MOU)を交わした。