先日体調を崩してしまい病院に行った時の出来事です。ちょっと前は付き添いだったのに今度は自分のために来ることになるとは。病院嫌いなんです、ぼく。
その時に書いたのがこの記事です。
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普段は自然治癒力に任せるか、市販の薬で放置プレイなんだけど、今回久々に熱が出てしまって、翌日も外せない用事があったんで点滴を打つべく病院に赴きました。
病院は人間観察の宝庫
中にはホントにつらい人もいると思うのでちょっと不謹慎な話だけど、何気に僕の中では病院って人もいっぱいいるし、年齢、職業問わず色んな人がいるんで人間観察の宝庫だと思ってます。
熱で意識が朦朧としつつ(大げさだよ、ただの風邪だろ?)も常にアンテナを張って、この日も周りを気にしていました。
今回僕のターゲットになったのは熟年夫婦。
実家を離れてからというもの、お年を召した方の話をガッツリ聞く機会が減ってしまってちょっと寂しいんです(実家の近所は年寄ばっか)。
というのも、僕はひいばあちゃん子だったのもあって、お年寄りと話をするの好きなんです。当たり前の話で、長く生きてれば人生経験も豊富だし、(たまに偏った考えもあるけど)そこに至るまでの経緯を聞いたりすると、その時代への想像力が働きます。
個人個人で違うパーソナルスペース
パーソナルスペースって聞いたことありますか。
パーソナルスペース(英:personal-space)とは、他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリアとも呼ばれる。一般に女性よりも男性の方がこの空間は広いとされているが、社会文化や民族、個人の性格やその相手によっても差がある。
満員電車や満員のエレベーターがイライラするのは、自分のパーソナルスペースに見ず知らずの人が侵入してくるからです。
細かくは説明しないけど、気の許した相手(例えば家族や恋人など)はこれがグッと近くなりますよね。他人程距離を置きたい生き物なんです、人間は。
これを踏まえての出来事
今回は「会話」ではなく、行動に着目しています。図で説明したほうがわかりやすいので、僕の書いた絵でご紹介します。
僕が待合室で待っていると、目の前に80代ぐらいの老夫婦が座りました。
下記の通りです。※OJ=おじいさん、OB=おばあさん
これは何ら不思議ではありません。すぐ立つ用事もあるんだろうと思ったのであえての「ハンケツ」です。おばあさんの性格がうかがえます。呼ばれたらすぐに反応したいんでしょうね。
そして、1分後にこうなりました。
なかなか呼ばれないので、OBは少し左にスライドして椅子と椅子の切れ目の「キモチワルイところ」に座りました。こういうフェチの人もいるんだと微笑ましく見ていました。※因みにこの椅子はベンチではありません。一個一個分けられます。くっつけているだけです。
そしてさらに1分後、
OJも左にずれ「キモチワルイ所」。OBも左にずれ「キモチワルイ所」。
何で?(;´Д`)
きっとこの夫婦にとってはこの距離感が絶妙なんでしょうね。けどなぜ切れ目のキモチワルイ所を好むんでしょうか。OJに至っては、あの座りやすさや、柔らかさを既に知っているにもかかわらず、「キモチワルイ所」を選びました。
まとめ
こうやって人を観察してると思わぬ発見があったりします。
これが今後の人生で何かの役に立つと言ったら、間違いなく立たないでしょう。
けど、なんというか長い年月によって「あうんの呼吸」のようにお互いがお互いの絶妙な距離感を保っている この夫婦を見ていたらほっこりしたよ、という話でした。
以上。
痔のせいで長時間座るの無理ですけど、何か??
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