はじめに
こんばんは、菊池です。
私が中学生だった当時、EMINEMの「8mile」というhiphopの自叙伝映画が大ヒットしました。私はそれを見て痛く感銘を受け、そこから国内外問わずhiphopにどっぷりハマり、今日まで聴いてきました。気づいたら私も今じゃ26歳。これから先、hiphopを聞かなくなったら、私の青春はそこで終わりなのかもしれません。
そんなhiphop好きの私が、今回は独断と偏見で「癒し系の日本語ラップ」というジャンルに絞って、10曲紹介したいと思います。
取っつきやすいかと思い、最近の曲を多めにピックアップしました。みなさんが少しでも日本語ラップに興味を持っていただけたら、私は幸いです。ではグッドミュージックジャンキーのみなさま、さっそく行きましょう。
1.MARUHIPROJECT REMIX - シュビドュビバップ feat. 鎮座DOPENESS, S.L.A.C.K. (2010)
何故この曲を1曲目に持ってきたのか。聴いていただければ分かるかと思います。鎮座ドープネスとs.l.a.c.k.(5lack)のフロウ巧者二人の安定感。REMIXされた方は存じ上げませんが、このセンスはどこから産まれるのでしょうか。とろける〜。
2.Koedawg - ミルフィーユフィクション (2015)
フック(サビ)はBOAのLONG TIME NO SEEという曲のサンプリング、早回しです。素敵な歌詞。そして、この曲の入った「根腐れローズ」というアルバムはフリーダウンロードなので下記リンクからどうぞ。全21曲。超おすすめです。
3.中小企業 - 伊香保温泉 -湯巡り旅路- (2015)
まずhiphopのユニット名が「中小企業」というのが面白いですね。この曲を聴くと本当に温泉に浸かっているような極楽気分。PVも面白いです。アルバム「COOKIE」ではこの曲とマルジェラという曲が好きです。
4.Shing02 - luv sic (2000)
出だしのキックとスネアだけでご飯三杯食べられます。アニメ「サムライチャンプルー」に楽曲提供したことでも有名なトラックメイカーnujabesとバイリンガルラッパーshing02のタッグ。海外でも評価が高いです。素敵な楽曲をありがとう。R.I.P.
5. tofubeats - 水星 feat. オノマトペ大臣 (2012)
ネットでも一時期話題になったので、知っている方も多いかもしれません。トーフビーツの水星。オートチューンが癖になる。PVの最後の方で、列をなして歩く女の子が可愛い。
6.Break Boy in the Dream - 環ROY feat. 七尾旅人 (2010)
環ROYの切れ味抜群のフロウと七尾旅人さんの素敵な歌声。清々しいです。アルバムBREAK BOYは名盤ですね。
7.EVISBEATS - ゆれる feat. 田我流 (2012)
EVISBEATSと田我流。良いですね。PVの生活感も良いです。私もこの歳でモラトリアムが抜けていないので、リリック(歌詞)に心打たれたりします。
8.曽我部恵 - サマー・シンフォニー Ver.2 feat. PSG (2013)
二度目の登場s.l.a.c.k.(5lack)。私は高田兄弟が大好きなのです。夏だけじゃなくて一年中聞きたいメロー感。そしてしっとり感。アメコミやB級映画が観たくなるPVですね。レッドのワーゲン。
9.LIBLO - 雨降りの月曜 (1998)
雨音。キックとスネア。繊細なピアノの旋律。リフレイン。月曜日に雨が降っているとこの曲を思い出します。切ないトラックなのに前向きなリリック。同アーティストの「胎動」という曲と迷いましたが、こちらを紹介。
10.Shing02 - No.13 reprise (1999)
最後はあえてこの曲。ずっと苦悩してきた人が飛び降り自殺するという内容の鬱曲なのですが、この曲を聴くと何故かとても前向きになれるのです。死をもって生を知る、こんな心境なのでしょうか。不思議です。
おまけ
少し変わり種の癒し系?日本語ラップをもう少し紹介します。
11.泉まくら - balloon (2012)
術の穴は個性的なアーティストが多いですね。可愛らしい声です。感じるリリシズム。
12.Moe and ghosts - メルヘラ (2012)
これは癖になる。音と言葉で遊んでいますね。初めて聞いた時のインパクトがすごいです。
まとめ
キリがないのでこの辺で。いかがでしたでしょうか。この中の一曲でもあなたにハマったものがあれば私は嬉しいです。なんだかまったりしすぎて、ごりっごりのギャングスタラップが聞きたくなってしまいました。ではまた。