【動画】ヤンゴンの自宅で記者会見を開くアウンサンスーチー氏=矢木隆晴撮影
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 ミャンマー総選挙の投開票が8日に迫るなか、アウンサンスーチー氏(70)が率いる野党・国民民主連盟(NLD)が躍進するとの見方が強まっている。軍政下で長く弾圧されながら民主化を訴え続けてきたスーチー氏は5日、「真に民主的な指導体制を築く」と政権を担う意欲を示した。

 「NLDが政権を取れば、変化をもたらすことができる。国民を失望させない」。スーチー氏は5日、ヤンゴンの自宅で開いた記者会見でこう語った。

 ミャンマーでは、上下両院(定数664)のうち軍人枠の25%(166議席)を除く498議席を小選挙区で選ぶ。NLDは、1日にヤンゴンで開いた集会に数万人を集めるなど、テインセイン大統領が党首で旧軍政系の与党・連邦団結発展党(USDP)を圧倒する勢いだ。