ツイッターのハートでマッチョ民怒る。結局はビジネス判断?
ツイッターが解釈がファジーな「お気に入り」の★印を、万国共通の❤印に変え、マッチョな人々から「なんだこのバカデカい❤は!」と呻き声が沸き起こってますね。
#MasculinitySoFragile guys can't like a tweet with a heart on it because it threatens their sexuality pic.twitter.com/IJWTWnwtkS
— ˗ˏˋ blige ˎˊ˗ (@THECAROLDANVERS) November 3, 2015
さて、真面目な話、大方の見方は「ビジネス判断」とのことですが、こんなもんで本当にクリックが増えるものなの?と思っちゃいます。
確かにデータ主導のUX業界では青のシェードひとつ変えただけでクリックが増えたりするわけですが。Favorite vs. Likeのバトルの延長なのかと思って、デザイナー何人かに話を聞いてみたら、単なるUXのマイナーチェンジで、大きな影響はないだろうっていうことでした。
いやーそれにしてもKelsey Campbell-Dollaghan記者がココにまとめてるように、最近はどこもかしこも❤ですのぉ…
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ツイッターはしかしそういう後発チームではないですからね。9年も星で通してきたので、今さら感が否めません。いちおうツイッターの公式はブログでこう書いてます。
いいねと思うものが全部「お気に入り」とは限らない。その点、ハート(いいね)は言語・文化・時差を超えて万国共通で通じるシンボルだ。ハートは自己表現的。幅広い感情を込めて、簡単に人とつながることができる。テストでも、ハートは大好評だった。
ふ~ん。それ言うなら星も時差ないし、万国共通で、宇宙で見ればハートより星の方が多いぞ!なんて思わんこともないですが。
それに、これだけ読むとまるでハートの方が使い道広いかのようですが、むしろ逆ですよね。★は使い方マチマチで、Google Readerが消えてからはブクマ代わりに★使ってる人も多かったです。「読みました」という受領代わりに★使ってる人、「これ笑える、でもリツイートなんて絶対できない」というときに★使ってる人もいました。
「星は、あるときは『グッジョブ』、あるときは『ファックユー』、そしてまたあるときは『後で読んで決める』だった。ハートはひとつの意味しかない、誰が見ても同じ」と同僚のLeslie Horn記者がまとめてますけど、その通りだなって思います。ハートにはそういう微妙なニュアンスがないんだよね…。
ハートを別の絵文字に変えるハックも出ましたが、ほんと、今求められているのはレスよりモアなのかも。こんな風に。
These new twitter buttons are fucking ridiculous pic.twitter.com/q2d5hKpWBN
— TechnicallyRon (@TechnicallyRon) November 3, 2015
いっそ、Slackみたいにしちゃうとか。
まあ、変わったのはアイコンだけで、機能は一切変わってません。結局のところビジネス判断なんでしょうね。
ツイッターが先週発表した第3四半期決算は、実績が予想を上回ったものの、次の四半期予想はアナリスト予想を大幅に下回るという結果で、発表直後に10%株価が下落というホラーな展開に…。売上高は伸びているのにまだ赤字は続いており、純損失は1億3200万ドル(約160億円)。ユーザーは3億1600万人から3億2000万人に伸びたけど、横ばいに毛の生えた程度です。しかも今年に入ってから米国内ユーザーはひとりも増えていないんです。
Twitter says it hasn’t added any new U.S. users in 2015 pic.twitter.com/T1q7XvVaO2
— Jon Passantino (@passantino) October 27, 2015
いやぁ…ハートに変えて増えるものなら、変えますよ。その方がターゲット広告も打ちやすいしね。
image by Nataliya Arzamasova/Shutterstock
Alissa Walker - Gizmodo US[原文]
(satomi)