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日銀の資金供給量 15か月連続で最高更新11月4日 11時01分
日銀が大規模な金融緩和のもとで目標としている世の中に出回るお金の量を示す「マネタリーベース」の先月末時点の残高は、344兆円余りとなり15か月連続で過去最高を更新しました。
マネタリーベースは、世の中に出回っている紙幣や硬貨、それに民間の金融機関が日銀に預けている資金である「当座預金」の残高を合わせたもので、日銀が大規模な金融緩和で市場に供給する資金の目標としています。
日銀の発表によりますと先月末時点のマネタリーベースの残高は344兆円余りと、前の月と比べておよそ6兆円増え、15か月連続で過去最高を更新しました。これは、日銀が2%の物価目標を達成するためマネタリーベースを年間でおよそ80兆円増やす方針を掲げ、国債などの金融資産を買い入れて市場に大量の資金を供給しているためです。
日銀はマネタリーベースを増やすことで物価を上昇させ、賃金の引き上げや設備投資の増加など経済の好循環を生み出すことをねらっていますが2%の物価目標を達成する時期については、先週、「来年度後半ごろ」に改め、これまでより遅れるという見通しを示しています。
日銀の発表によりますと先月末時点のマネタリーベースの残高は344兆円余りと、前の月と比べておよそ6兆円増え、15か月連続で過去最高を更新しました。これは、日銀が2%の物価目標を達成するためマネタリーベースを年間でおよそ80兆円増やす方針を掲げ、国債などの金融資産を買い入れて市場に大量の資金を供給しているためです。
日銀はマネタリーベースを増やすことで物価を上昇させ、賃金の引き上げや設備投資の増加など経済の好循環を生み出すことをねらっていますが2%の物価目標を達成する時期については、先週、「来年度後半ごろ」に改め、これまでより遅れるという見通しを示しています。