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リハビリ:食べる機能改善 930の医療機関マップ公開

毎日新聞 2015年11月03日 19時17分(最終更新 11月03日 19時24分)

 厚生労働省の研究班(業務主任者・戸原玄(はるか)東京医科歯科大准教授)は、食べ物を飲み込む機能の検査や、リハビリが受けられる全国約930の医療機関名と地図をインターネット上で公開した。

 高齢で要介護度が重い場合や、脳梗塞(こうそく)の後遺症により、食べて飲み込む機能が衰えることがある。食べ物などが気管や気管支に入り、それがもとで肺炎になり死亡するケースもある。一方、口を大きく開けたり、舌を動かしたりするリハビリで機能が改善することも多い。

 研究班は、検査やリハビリに対応し、掲載に同意した医療機関名を地図上に示した。高齢者の自宅などに訪問してリハビリをする医療機関は、エリアも示される。自宅の住所を入力して検索すれば近くの医療機関を見つけることもできる。

 地図は、研究班のサイト(http://www.swallowing.link/)の右側にあるオレンジ色の「摂食嚥下(えんげ)関連医療資源マップ」をクリックすれば表示される。サイトでは、掲載に協力する医療機関の登録も受け付けている。

 マップ作製にかかわった戸原准教授は「医療・介護の関係者が、これをきっかけに情報交換などして連携し、高齢者らの地域での自立生活を支えていきたい」と話す。【奥山智己】

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