HOME > 法政を知る・楽しむ > その先の自分を創る。 > OB・OGインタビュー > 2012年度 > タレント・戸板女子短期大学 客員教授 菊池 桃子さん
2013年01月01日
政策創造研究科では「雇用分野(働くこと、人々のキャリア)」を中心課題として、それを取り巻く経済や地域や歴史などを研究。3年間の勉強で、自分自身が社会に何を発信していくべきかが見えてきた
1968年東京生まれ。
1983年にアイドル雑誌のイメージガールとなり芸能活動を開始。翌年歌手デビューしアイドルとして人気を得る。1989年以後女優業に専念。現在は映画、テレビ、ラジオ、講演、執筆とマルチに活躍。2009年大学院政策創造研究科政策創造専攻入学、2012年3月修士課程修了。同年8月より戸板女子短期大学客員教授。
2011年11月に自身がOG の戸板女子短大で行った講演「女性のキャリア・ラダー」が好評だったことや厚生労働省労働政策審議会会長も務める諏訪教授の推薦もあって、大学院修了後に客員教授として招かれた
この春に大学院政策創造研究科政策創造専攻を修了し、8月から出身校の戸板女子短期大学で客員教授としてキャリア教育の授業や演習を担当しているタレントの菊池桃子さん。アイドル時代を経て現在もテレビやラジオなどで幅広く活躍している菊池さんが大学院で学ぼうと考えるようになったのは、結婚し母親になってからのことでした。
「子どもを産んでからは、まるで働くお母さんの代表のように意見を求められることが多くなった」という菊池さん。ある時、中学受験を控えた長男のテキストを見て、自分が習った内容とあまりに違うのにびっくり。芸能人として母親として自分磨きをしたいと考えていた菊池さんは、「よし!学び直しをしよう」と一念発起。「関心があった雇用政策の中でも人材育成の観点からのキャリア形成について勉強したくて、法政の社会人大学院を目指しました」。長男と机を並べて1年間の猛勉強の末、2009年に入学を果たします。
修了当日パーティーのスナップ。「研究室の仲間に祝っていただきました」
大学院では、地域雇用政策、キャリア形成支援政策がテーマの諏訪康雄教授の研究室に所属。「飛び交う専門用語は私にはまるで外国語。公務員や企業人事の方、キャリアカウンセラーなどが学ぶプロフェッショナル集団の中で、電子辞書を片手に、1週間に30冊の本を読み、レポートを書きました。最初の1年間は私の人生の中で最も勉強した時間でした」。何でも聞けて頼れる同期生2人とともに、励まされ、支えられながら3年間頑張った菊池さん、社会的に弱い立場の人々を社会の一員として包み支え合おうという『ソーシャル・インクルージョン』をキャリアの視点から考察し修士論文に仕上げました。
大学院を修了した菊池さんでしたが、「せっかく研究に目覚めたのにもったいない」という同短大の先生方の後押しもあって、芸能活動を行いながら研究活動を続ける道を選びました。「法政の諏訪先生にご指導いただきながら『雇用政策を踏まえた人々のキャリア形成』についての研究を続けています。また、母校の教壇に立つことで後輩のキャリア形成に役立てるのであれば、こんなにうれしいことはありません」。
現在、雇用政策や自分の子育て論と絡めながらソーシャル・インクルージョンについての本を執筆中の菊池さん。「これからも、芸能活動を通して社会貢献ができる人間になれるよう、生涯学習の精神で勉強を続けていきたいと思っています」と話していました。