香取啓介=ボン、小坪遊
2015年10月24日05時22分
2020年以降の温暖化対策の新たな枠組みを話し合う国連交渉で、温暖化による被害を軽減するための「適応策」を世界全体で進める共通目標を掲げることで大筋合意した。海面上昇や干ばつなど温暖化による被害がすでに現れていることから、適応策を「気候変動から人々や生活、生態系を守るためのもので、すべての国が直面する課題」と位置づけ、温室効果ガス削減と並んで温暖化対策の柱に据える。
11月末にパリで始まる国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)で正式合意をめざす。
これまでの温暖化対策は温室効果ガスの削減に力点が置かれていた。しかし、すでに温暖化は進み、各国が削減策を実行しても被害は避けられない。このため、堤防建設や高台への移転、渇水対策、農作物の品種改良など、温暖化の影響を和らげる適応策も重要になってきた。
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