【ソウル聯合ニュース】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が排ガス規制を逃れるためディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題で、韓国でVW傘下アウディのディーゼル車を所有する消費者が集団訴訟を起こしたことが22日、分かった。
業界によると、アウディ車の所有者でつくる「アウディオーナー」「アウディインコリア」の会員101人が、VWグループとアウディフォルクスワーゲンコリア、韓国のディーラーを相手取り不当利得の返還を請求する訴訟を起こした。原告はディーゼルエンジン「EA189」を搭載した「A4」「A5」「A6」「Q3」などを購入した顧客だ。
原告側は「VWグループの不正がなかったならば、排ガス許容基準を順守していない車を大金を払って購入することはなかっただろう」とした上で、「売買契約が遡及(そきゅう)的に無効になったため、売買代金を支払う義務がある」と主張した。
ある会員によると、2件目の訴訟に加わる人も受け付けている。特にアウディオーナーの会員は約8000人と韓国のアウディ車所有者の集まりでは最大で、訴訟の規模が膨らむ可能性もある
韓国のVWディーゼル車の所有者は、韓国のほか米国でも集団訴訟を起こしている。これにアウディの所有者が加わったケースはあるが、アウディの所有者だけで大規模な訴訟を起こすのは韓国だけでなく世界でも初めて。
韓国の輸入車業界の関係者は「VWブランドの販売は今年大きな打撃は避けられない」と話している。