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カズログ

日々想うことを綴る、もうすぐ3児の父親になるカズヤのブログです。iPhoneやiPad、MacなどAppleに関する話題も多いかも!

ドラマ「下町ロケット」の感想とネタバレ!おじさんしか登場しないけどかなり面白い!

ドラマ

今期のドラマでも注目していた「下町ロケット」の放送がスタートしました!初回は2時間スペシャルってことでTBSもかなり気合の入ったドラマとなっています。というのも、あのドラマ「半沢直樹」の原作の池井戸潤さんが原作小説、しかも時間帯も同じってこともあり放送前からかなり期待されている作品なのです。いやー、第1話からかなりのテンポで物語が展開していって、見所はかなりありましたね。面白かったです。

ということでドラマ「下町ロケット」を見た感想を書いていきたいと思います!

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ドラマ「下町ロケット」の感想とネタバレ

おじさんドラマでとにかくキャラが濃い

半沢直樹の時もそうでしたが、とにかく登場人物はおじさんしか出てこないといった印象です。いや、びっくりするくらおじさんドラマ。でもだからこそ熱い感動が詰まっている、そんな感じ。

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主人公の佃航平を演じる阿部寛さんは見た目も濃いですが夢に情熱を燃やすキャラクターでさらに熱いキャラクターに仕上がっていて非常にいい感じ。というか、今までの淡々とした感じのキャラと違いちょっと違う阿部寛さんを見れるかもしれません。

あと、TEAM NACSの安田顕も熱くていいですね。演技が光ります。弁護士の神谷役にひるおびでお馴染みの恵俊彰さんはが演じていました、この役も意外といい感じに的待っていましたね。前評判では、ちょっとイメージと違う...なんて言われていましたが個人的にはアリだと思います。

吉川晃司さんも出演していることにちょっと驚いてしまったんですが、演技のリアクションが一つ一つ大きくてなんか見入ってしまいます。まあ、とにかく渋くてめちゃくちゃかっこいいい。こんな上司いたらビックリするわ。

ピーターこと池畑慎之介さんも出演をしています。女装した印象の強いピーターさんですが、今回はエレガントなおじさんとして登場していますね。

あと落語家の立川談春さん、笑点でもお馴染みの昇太さん、東国原英夫さん。木下ほうかさん、そして数少ない女性キャラクターである土屋太鳳さんと真矢みきさんなどなど。

土屋太鳳さんは佃航平の娘役として登場するのですがおそらく高校生役ですね。朝ドラ「まれ」の時もそうでしたが20歳なのに高校生役でもあんまり違和感がないのがちょっとすごいかも。

20代の設定の阿部寛さんが出てきたのは違和感ありまくりでしたけど。肌がえらいツヤツヤしてましたけどメイクばっちりしていたんでしょうかね。

とにかく「下町ロケット」では登場人物のキャラクターが多いのですが、みんな特徴のある濃いキャラクターなのでスッと世界観に入ることができ、非常に良い作品です。

今期ドラマの中でも上位の面白さであることは間違いないですね!

第1話のあらすじ

初回の第1話は2時間スペシャルということもあり、かなりストーリーが濃縮されています。なので、簡単にはできないのですがストーリーはこんな感じでした。中小企業 VS 大企業といった感じで、実際にあるんだろうな...といった内容となっています。

ロケット開発に夢見る佃航平

主人公の佃航平(阿部寛さん)は小型エンジンを開発・販売する佃製作所の二代目社長で7年前に宇宙科学開発機構の研究員だったのですが、ロケット打ち上げを失敗し責任をとって辞職し父が遺した町工場・佃製作所を継ぐことになります。中小企業と言っても社員数200人の会社なのでそこそこの大きさの会社ということになり、全社員が集まるシーンなんかはなかなかの迫力のあるシーンとなっています。

佃航平が社長となってからは改革が進み売り上げは父親の代の時よりも3倍も伸びて好調を見せていました。佃製作所は開発企業として高い技術力がウリの企業。開発にはとにかくお金をかける企業でもあり、それが高い技術力を維持しているのです。

突然の大手取引先の取引停止

そんな順調な佃製作所だったのですが、大手取引先の京浜マシナリーから突如取引停止の通告を受けることになるのです。年間10億円以上の取引をしている企業からのいきなりの取引停止で業績が悪化するのは目に見えていました。

白水銀行から出向してきている殿村直弘(立川談春さん)は3億円を銀行からの融資を受けないと会社は危ないと佃に警告。

融資をお願いすべく佃と経理担当で白水銀行から出向してきている殿村と一緒にメインバンクの白水銀行に融資のお願いに行くのです。

佃航平はロケットエンジンの開発の夢を諦めきれず、すぐに売り上げに結びつかないロケット関連のエンジンなどの開発も積極に行っていました。先行投資をする開発費も大事ですが時には足をすくってしまうことにもなります。

やはり白水銀行も開発費にはいい印象を持っていなかったようで、融資は断られてしまうのです。殿村は帰り道に佃に研究開発費は一時的にも休止すべきだと進言するものの佃は開発研究を重要視しているため一歩も譲りません。

ナカシマ工業からステラエンジンの特許侵害申告

そんなある日、さらに追い討ちをかけるように競合メーカーのナカシマ工業から「ステラエンジン」の特許侵害をされたとして賠償損害額90億円金額を申告されたのです。ナカシマは中小企業の特許のスキを狙ってこのような戦略を取ってくることでも有名で悪名高い企業で知られており「マネシマ工業」という名前で呼ばれることも。

そんなナカシマ工業から狙われてしまった佃製作所。

さらにナカシマ工業がプレスを発表したことで、取引をしていた企業から問い合わせが殺到し、さらに売り上げが厳しい状況のなってしまうのです。

いやー、時間的には数ヶ月の出来事だと思いますが、たったこれだけで会社が一気に傾いてしまうんですから、恐ろしいもんですね。実際にこーやって消えていった中小企業も多いんでしょうね...。

裁判が始まる

佃製作所には父親の代から引き継いでいる顧問・田辺弁護士とともに裁判をのぞむことになったのですが、専門的知識がまったくない、勉強をするつもりもない、ということで特許裁判になれているナカシマ工業の顧問で田村・大川法律事務所の中川京一(ピーターさん)にまったく太刀打ちすることができませんでした。

さすがに情を優先してきた佃でしたが今回の件で田辺に不信感を抱き、田辺に「荷が勝ちすぎているのでは」と進言し、さらに殿村が厳しい一言を言って田辺は激怒。今回の裁判からは身を引くことになったのです。

とはいえ、ナカシマ工業が相手となる裁判で取り合ってくれる弁護士はなかなかおらず、どこも相手にしてくれません。

そんな時に、佃の元嫁である和泉沙耶(真矢みきさん)から以前に電話があり、良い弁護士がいるといっていたことを頼りにすることに。その弁護士が神谷修一(恵俊彰さん)だったのです。

やり手弁護士・神谷と手を組む

神谷弁護士はナカシマ工業と手を組んでいる田村・大川法律事務所の元社員。つまり、やり方を重々知っている人物で、実績は勝率8割、勝訴に近い和解が2割という超やり手。そんな凄い人が元嫁の沙耶が紹介をしてくれたのです。

しかし、現時点では資金が底をつくことが目に見えており厳しい状況。裁判には最低でも1年半の時間がかかる。その資金を作ることが条件となったのです。

特許申請の仕方に問題

また、特許の申請の仕方にも問題があると指摘。例えば、コップというものを開発したとして「プラスチック製でこのような形をしたもの」と申請した場合は、ガラス製にしたもの、形を少しだけ変えた場合、などの特許を他社に取られてしまった場合、改良をした時に特許侵害になってしまう可能性があると。

なるほど。今後の改良を見据えて特許申請をしないといけないってことなんですね。これはちょっと勉強になったかも。佃はこの指摘を受けてすぐに特許の見直しをすることに。

神谷は非常に手際のいいやり方で裁判を進めたのでナカシマ工業との第2次公判はスムーズに進め、ナカシマ工業の一枚上手をいくことができたのでした。

ナカシマ工業の狙いは買収だった

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しかし、ナカシマ工業の真の狙いは特許の損害賠償ではなかったのです。

佃製作所は技術開発部長の山崎光彦(安田顕さん)の知り合いが勤めている会社ナショナル・インベストメント(ベンチャーキャピタル)から融資を受けることで、神谷との契約を取っていたのですが、なんとナカシマ工業と裏で繋がっていたことが発覚。融資を断られることになったのです。

佃製作所の資金は後1年も持たない。裁判を続けることができない、そんな絶体絶命の時にナカシマ工業から和解案として株式51%を譲渡する買収案が提案されます。つまり、ナカシマ工業の狙いは佃製作所の優れた技術の吸収、買収が目的だったのです。

佃は開発研究費を抑えることを条件に再びメインバンクの白水銀行に融資のお願いに行くもまたしても断れることに。理由は、ナカシマ工業の和解案の情報をすでに入っていたことで、銀行としても大手企業を相手にした方がいいと判断、和解案には賛成していたのです。

まさに絶体絶命のピンチ。

佃は会社の従業員を守るために和解案を受け入れることを苦渋の決断をしたそんな時に、殿村から「もっとやれることがあるのではないか」と熱い言葉が。今まで冷静な感じの殿村だっただけに驚きの一同。

そこに和解を受け入れることを伝えるために佃が呼んだ神谷が現れます。この一連の流れを見ていた神谷はナカシマ工業に勝てる方法がある、賭けになるかもしれないが賭けてみたいと。

その方法というのがナカシマ工業のエンジン「エルマー2」を特許侵害で逆訴訟するという内容のものでした。佃は、この賭けに乗ることにしたのでした。

帝国重工ではロケット開発が進められる

一方で、大企業の帝国重工では国産ロケットの開発計画が進められていました。これはキーテクノロジーは全て内製化することが必須条件で、宇宙航空部の部長の財前(吉川晃司さん)を筆頭に計画が進められています。

しかし、問題がありロケットの心臓部となる新型の調圧バルブの開発に手間取ります。残り1ヶ月で開発を終えないといけないという状況で、なんとか主任の富山敬治(新井浩文さん)と3000人の開発スタッフを動員して1ヶ月で燃焼試験を成功させることになったのですが、新たな問題として、調圧バルブの特許が佃製作所によってすでに取得されていたのです。

財前はたった200人規模の中小企業である佃製作所に先に特許を取得されていたことに怒り心頭。これは神谷が進言した特許の見直しによって佃製作所が取得した特許だったのです。

最悪な状況に追い込まれていた佃製作所ですが、一筋の光が見えた瞬間でしたね。第2話からは、帝国重工が佃製作所に乗り込んでくるというストーリーが展開され、さらに盛り上がりを見せることになりそうです。

視聴率はかなりいいかも?

個人的には「下町ロケット」はかなり面白いと思いました。

ここまでおじさんしか登場しないドラマはなかなかありませんが、見応えはかなりあります。なんか、融資先として半沢直樹か花咲舞が黙ってないの銀行にお願いしたら一発で解決しそうな気もしますがw

第1話を見るとこの後どのような展開となるのか気になる人は多いと思いますので、視聴率が大きく下がるという現象は少なそうですし、初回でどれだけの人が「下町ロケット」を見たのかで今後の視聴率が決まってきそうですね。

追記:初回視聴率は16.1%であることが明らかになりました。半沢直樹のようにこれから視聴率が上昇していくのかどうか、今後がちょっと楽しみです。

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