2015年10月17日11時21分
自分が落としたと偽って落とし物の現金をだまし取ったなどとして、北海道警は16日、札幌中央署組織犯罪対策課巡査の加藤匠容疑者(22)=札幌市中央区=を詐欺と詐欺未遂の疑いで逮捕し、発表した。加藤容疑者は職場のパソコンから落とし物を管理する道警のシステムにアクセスし、発見された場所や状況などの情報を得ていたという。
道警によると、加藤容疑者は8月31日と9月4日、札幌豊平署と札幌南署にうその遺失届を提出し、落とし物として届けられたポーチや封筒に入っていた現金計32万円をだまし取った疑いがある。借金返済に困っていたという内容の供述をしているという。
9月24日にも勤務先の札幌中央署で、同様の手口で落とし物の現金18万円をだまし取ろうとした疑いがある。落としたという日から1カ月以上過ぎて届け出たことを不審に思った同署員が事情を聴いたところ、不正を認めたという。
白井弘光監察官室長は「再発防止に努め、関係システムの見直しに取り組む」とのコメントを出した。
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朝日新聞社会部
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