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【大阪ダブル選】
平松氏、大阪府知事選の立候補断念も 栗原氏、柳本氏との共闘確認 「維新の根っこを断つ選挙」
11月5日告示、22日投開票の大阪府知事選で、立候補に意欲を示していた元大阪市長の平松邦夫氏(66)が16日夜、大阪市内で開いた政治資金パーティーで、出馬を断念し、自民党推薦の栗原貴子府議(53)の支援に回る意向を正式に表明した。栗原氏や、市長選に出馬する柳本顕氏(41)=同党推薦=も会場に駆けつけ、共闘を確認。平松氏は「(ダブル選は)何度も蘇ってきた大阪維新の会の根っこを断つ選挙だ」と気勢を上げた。
平松氏はグレーのスーツに赤のネクタイでパーティーに臨み、「立候補を断念した。申し訳ない」と支援者らに謝罪した。
不出馬の理由について、平成23年の前回市長選で対決した“宿敵”、橋下徹大阪維新の会代表(市長)を念頭に「私が(知事選)に『行くねん』というと、笑うのはあの人だ」と語り、自身の立候補で非維新勢力の足並みが乱れるのを懸念したことをにじませた。
平松氏は、ダブル選で大阪維新と対決する栗原氏や柳本氏の要請があれば「どこへでも行く」と語り、応援演説などを積極的に引き受ける姿勢を示した。
平松氏と握手を交わした柳本氏は「(5月の住民投票で大阪都構想に反対した非維新勢力が)平松氏の英断で再結集できた。大きな輪ができた」と語り、共闘をアピールしていた。