8月29日水曜日 <韓国大統領 ベトナム戦争参戦を「謝罪」>

今朝の産経新聞を紹介します。

「韓国の金大中大統領は先ごろ韓国を訪問したベトナムのチャン・ドク・ルオン大統領に対し、韓国軍が ベトナム戦争に参戦したことについて「謝罪」したが、その後、野党サイドや退役軍人らから「謝罪はい きすぎだ。参戦将兵の名誉を傷つける。大統領の歴史認識を疑う」として批判の声が出ている。 韓国軍はベトナム戦争に際し米国の要請で1964年から1973年にかけ延べ約30万の兵力を派遣し 約5千人が戦死した。

しかし韓国政府としてはベトナム共産化を防ぎ自由民主主義を守るためで侵略ではなかったとの立場から、 92年の国交樹立以降も「不幸な時期があった」として「遺憾」は表明したが謝罪はしなかった。 ところが、金大中大統領は先週、訪韓のルオン大統領との首脳会談で「不幸な戦争に加わり、本意ではな かったがベトナム国民に苦痛を与えたことについて申し訳なく思う」と初めて謝罪した。

これに対しルオン大統領は「韓国の参戦でベトナム人に苦痛があったという指摘もあるが、両国は未来志 向的に関係を構築していかなければならない」と述べ過去には関心を示さなかった。 ベトナムはベトナム戦争に勝利したとの立場もあってどこにも謝罪は要求しておらず、米国も謝罪はして いない。今回の金大中大統領の突出した発言は、参戦当時、韓国軍の一部に残虐行為があったとする国内 の左派や進歩派の最近の主張を意識したものではないかとの見方もある。

この発言を最も批判しているのが野党ハンナラ党の朴槿恵副総裁。ベトナム参戦を推進した故朴正煕大統 領の長女だが、金大統領に対し「自由民主主義体制に対する確固たる信念」がないと語りその「国家観」 に疑問を呈している。 このほかベトナム派遣軍司令官を務めた蔡命新、李世鎬の両氏も大統領に公開質問書を送っている。」 (8月29日産経新聞朝刊より)

日本は戦後、民主主義を確立し、国際紛争を軍事力で解決することを憲法で禁じ、実際に56年もの間、 中国、韓国とは対照的に他国に一度も武力をつかわなかった平和主義の実績がある。中国に対しては総 額6兆円にものぼる公的資金の援助を行い、日中友好に務めてきた日本実績をもっと主張すべきだ。

また、小泉首相が靖国神社に参拝することが、軍国主義の復活だなどと参拝反対する国内外の人たちは 本当に日本ことを知っているのか疑問である。日本は、中韓よりはるかに平和主義的な国家である。