【ソウル聯合ニュース】ソウル郊外の竜仁市内にあるマンションの花壇で8日午後、野良猫のための家を作っていた50代の女性が、上から落ちてきたれんがに当たって死亡した事件で、韓国の警察当局は16日、マンションに住む男子小学生を容疑者として発表し、韓国社会に衝撃が走っている。
警察はマンションの防犯カメラを分析し、小学生が友だち2人と屋上に上がったことを確認。小学生から自白を得た。小学生は学校で学んだ物体の落下実験を行うため、屋上にあったれんがを下に落とし、事故を起こしたという。小学生と友だちらはれんがに人が当たったことを後で認識したという。
事故をめぐっては、野良猫や野良猫の面倒を見る人を指す「キャットママ」を嫌う何者かによる犯行との推測が広がっていた。
警察は小学生の供述などから、誰かに当てるためれんがを投げた可能性は大きくないとみている。犯罪の意思があったとしても、14歳未満の刑事未成年者は立件できない。犯行が確認された場合は親が民事上の責任を負う。
小学生は怖くて親に犯行の事実を言えず、親は警察の調べが始まるまで息子が投げたれんがに当たって人が死んだ事実を知らなかったという。