朴大統領「韓国は米国の永遠の友」

カーター国防長官「総力を挙げて韓半島を防衛」

朴大統領「韓国は米国の永遠の友」

 米国ワシントンを訪れている韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は15日(現地時間)、米国防総省(ペンタゴン)を訪問し「今や韓米同盟は世界で最も強力な同盟になり、アジア太平洋地域の平和と繁栄の核心軸になっている。今後も、われら両国は共同の価値と理想を守るグローバルパートナーとして発展していくだろう」と発言した。

 朴大統領は、米国のアシュトン・カーター国防長官と会談した席で「韓米同盟が過去60年間、韓半島(朝鮮半島)および北東アジアの安定に寄与し得た土台は、カーター長官、米軍首脳部、在韓米軍将兵とその家族の努力があったことで出来上がった」という趣旨の発言を行った。

 これに対しカーター長官は「米国の韓半島防衛の意志は、長きにわたり鋼鉄のように確固たるもので、今後もそのように維持されると確信している。米国は、韓半島での戦争抑止力を維持するため、可能なかぎりあらゆる能力を投入する準備ができている」と語った。

 朴大統領は、北朝鮮による核開発および長距離ミサイル発射の脅しなど、北東アジアの安全保障をめぐる懸案について米軍首脳部と話し合った。また朴大統領は、韓米の将兵36人と面会し「共に自由の最前線に立っている皆さんこそ、韓米同盟の心臓」と激励した。

 これに先立ち14日、朴大統領は「韓米友好の夜」イベントに出席、夕食会の辞の中で「韓米同盟が描いていく未来のビジョンの中で最も重要なのは、韓半島の統一」「統一韓国の青写真は、より平和で、より繁栄し、より正しい世界秩序とも符合する。大韓民国は米国の永遠の友人として、共に手を携えていくだろう」と語った。

 朴大統領の今回の訪米は、先月初めの中国の戦勝節記念行事出席に続いて行われた。当時の朴大統領の訪中は、中国を動かして北朝鮮によるさらなる挑発を抑制し、核問題の解決策を模索するという観点からのものだった。しかし米国の朝野では「韓国の対中傾斜」論が広がり、これを払拭(ふっしょく)することが、今回の朴大統領訪米において主たる目標の一つになっている。

 米国のジョン・ケリー国務長官は15日、歓迎の辞の中で「米国と韓国は常に、互いの味方になってきた。双方が、互いの一部となった」と語った。

ワシントン=崔宰赫(チェ・ジェヒョク)記者
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