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 米西部開拓時代の強盗で、西部劇で伝説の悪役として描かれる「ビリー・ザ・キッド」の写真が見つかり、500万ドル(約6億円)で売りに出された。5年前に骨董(こっとう)品店で、写真を67セント(約80円)で買った男性が鑑定を依頼し、本物と確認されたためだ。

 販売を代行する米カリフォルニア州の古物収集品会社「ケイガンズインク」によると、写真は1878年夏の撮影。家族や友人らと、「クロッケー」という球技をする姿が写っている。写真は白黒で、約10×13センチ大。写真は同社のウェブサイト(http://kagins.com/別ウインドウで開きます)で見られる。

 ロサンゼルス・タイムズ紙によると、2010年に骨董品店の箱に詰まっていた写真を買った男性が「ビリー・ザ・キッドに似ている」と鑑定を依頼。専門家が1年以上調べた結果、本物と認定した。

 キッドの本名はヘンリー・マッカーティ。11年には、別の肖像写真が230万ドルで落札された。(ロサンゼルス=平山亜理)