日銀 ２年連続でベースアップ

10月14日 5時51分

大手企業の間で賃上げが広がるなか、日銀は、一般職員の給与を一律に０．６％引き上げることを決め、２年連続でベースアップを実施することになりました。

発表によりますと、日銀は今年度の給与改定で、管理職を除くおよそ３９００人の一般職員を対象に、給与を一律で０．６％引き上げるベースアップを実施することになりました。
日銀は昨年度、１９年ぶりにベースアップを実施し、給与を一律に０．２％引き上げましたが、今回の引き上げ率はその３倍となりました。ベースアップはことし４月の給与にさかのぼって適用されるため、給与とボーナスを合わせた「年収」は昨年度より１．９％増えることになります。
日銀の黒田総裁は「２％の物価目標を達成するには賃金の上昇が必要だ」としていて、大手企業の間で賃上げが広がるなか、足並みをそろえる形となりました。