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持たない暮らし~ミニマム生活。

一日一日を大切に。無理をしない毎日を。

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お金やモノに執着していた私の話。

日常のつぶやき 日常のつぶやき-自分のこと

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おはようございます。

 
今回この記事で300記事数になりました。
飽きっぽい私がここまで続けてこられたのは、読んでくださる方がいるからです。
みなさま本当にありがとうございます。
 
300とキリのいい今回、昔のわたしがお金やモノに対して思っていたことを書こうと思います。
 
 
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まずは私の子供時代から。
 
物心ついた時から両親の仲が微妙なことに気づいていました。
幼稚園の時、夜中目を覚ました私は母が泣いているのを何回か見たことがあります。
 
原因は父親の借金と女性問題でした。
 
 

小学校時代

 
結局私が小2の時に今の場所に引っ越してきて離婚。
私と弟は母に引き取られ、母子家庭で育ちます。
 
 
母が一生懸命働いて育ててくれたおかげで、今の私がいます。
本当に母には感謝。
出産して自分が母親になってから、より感謝の気持ちが大きくなりました。
 
 
だけど。
 
子供の頃は母子家庭が本当に嫌でした。
 
知らないところに引っ越してきて転入生っていうことだけでも嫌なのに、母子家庭。
その頃まだ片親が珍しい時代だったので、父親がいないっていうことが恥ずかしかったし、母がよその家からもらってくるお下がりの服を着る事も嫌で仕方なかったんです。
 
 
 
1番嫌だったのは小6の卒業式。
 
みんな可愛いワンピースやスーツを着て臨む卒業式。
私はトレーナーにスカートという普段着でした。
 
 
今ならわかる気もするんです。
 
「卒業式にしか着れないワンピースなんてもったいない。だったら普段も着れるトレーナーとスカートでいいじゃない」
 
 
だけど小6の私にはそんなのわかんない。
 
 
「私だけこんな格好なんて恥ずかしい‼︎お願いだから早く終わって!」
 
そればかり思っていた卒業式でした。
 
「お金さえあればこんなら思いしなくて済むのに‼︎」
 
この卒業式から「お金さえあれば」という考えが強くなります。

卒業式にトレーナーだったけど、同級生に馬鹿にされたとかは全くありません。ただ勝手に卑屈になっていただけです。
 
 

中学校時代

中学校の3年間は制服があるのでそこまで劣等感を持たずに過ごせました。
この頃母には彼氏がいて、彼が多少生活を援助してくれていたので普通の暮らしが出来ていました。
 
中学生になると知恵がつきます。
母の彼氏が「パチンコで儲かった」なんて話をしていた時には
「お小遣い欲しいなぁ〜♡」と上手に甘えてもらっていました。
 
…大嫌いだったんですけどね。
母の彼氏のこと。
 
でもお金がもらえるならちょっと甘えることくらい簡単だと思っていました。
 
お金に余裕ができたわけではないけど、美味しいものを食べさせてもらえたりして、
「うちはお金がなくて貧乏」という気持ちをあまり持たなくなった頃です。
 
「お金があれば家族の雰囲気もよくなるんだ。やっぱりお金だね。」
 
そう思った中学時代でした。
 
 

高校時代

高校3年間はバイトに明け暮れます。
当時の時給580円。
月に6〜7万円稼いでいました。
夏休みは毎日7〜8時間働けるので10万円以上。
 
半分は親に生活費として渡し、残りでバスの定期代・車の免許のための貯金・遊びに行ったり洋服を買ったりなど自分のことは自分でやりくりしていました。
 
バイトしか思い出がない高校生活。
なので卒業アルバムも迷わず手放せたんですね〜。
 
 
ちなみに免許は高3の7月に取得。
(誕生日が5月なので誕生日過ぎたらすぐ仮免取れるように調整していました。)
母が免許を持っていなかったので、我が家には車がありませんでした。
 
前にも書いたことがありますが、この地域は車がないと不便なので各家庭に車があります。
 
でもうちにはない。
それも嫌だったので、お金を貯めて取得。車も自分で買いました。
 
 
高校入学してすぐ、同じ町内で引越しをします。
今まで住んでいたアパートから町営住宅に。
 
町営住宅って安いんですよね。
母は今も一人で住んでいますが家賃が3000円くらい。
 
そのかわりかなりボロ屋です。
 
高校生の頃は彼氏もでき、バイトをしてお金もありましたが、
このボロ屋が嫌で嫌で、ここに住んでいることを知り合いに知られたくありませんでした。
 
「一軒家に住みたい!そしたら家に呼べるのに!」
 
ここから一軒家への思いが強くなります。
 
 

就職

高校卒業後の進路は迷わず就職です。
大学に行く事なんて考えもしませんでした。
 
とにかく安定した収入が欲しい。
 
これしか考えていませんでしたし、親も大学進学なんて望んでいませんでした。
 
 
就職してからは家に生活費を入れても残る金額が増えました。
 
靴や洋服、バッグに財布…。
 
今まで買えなかったものをどんどん買いました。
みんなブランド物を持っているのに私だけ持ってないなんて恥ずかしい。
 
 
本当はブランド物になんて全く興味がなかったんです。
 
だけどグッチの財布を買います。
キーケースも持ちます。
 
だって流行に乗り遅れるなんてダサい。
 
 
自分も持ってるという安心感。
私しか持ってない優越感。
 
小6の卒業式の屈辱を晴らすかのように、平均以上の暮らしを目指していました。
 

 

結婚・出産

そんな私は結婚する時も「愛よりもお金。」
 
親の離婚があったせいか、結婚に対してクールなんですよね。

高校在学中に彼氏と別れた母は「男なんて‼︎」とよくボヤいていましたし。
その後2人くらい紹介されて少しお付き合いしていたようだけど結局続きませんでした。
 
「好きな気持ちなんてすぐ冷める。
だから私が結婚相手に求めるものは経済力と女性にだらしなくないことと、暴力を振るわないこと。これさえクリアしてれば別に誰でもいい。」
 
そんな考えで結婚したんですよ、私。
ちなみに主人も知ってます。

 なんだかんだで結婚生活12年。
器の大きい主人のおかげです。

 
 
「お金さえあれば幸せ」
 
 
子供の頃からずっとそう思っていた私の気持ちが、出産を機に少しずつ変わってきます。
 
「お金はないよりはあったほうが幸せかもしれない。だけどお金があっても幸せじゃない場合もある」
 
こういう風に感じるようになります。
 
お金がなくても五体満足が何よりの財産。
健康で過ごせることのありがたさを、子育てすることで学ぶようになりました。
 
 
とはいえ、まだまだモノは欲しい。
 
誰よりも早くマイホームを持ちたい。
結婚して子供もいて持ち家を持つのが人生の勝ち組。
 
 
子どもたちには私のようにみじめな思いはさせない。
可愛い洋服を着せて、おもちゃも買ってあげよう。
 
 
 
みんなが持っているものは持たないと。
みんなに何でも持っていて幸せだと思われたい。
みんなに負けたくない。
 
 
みんながみんなが…。
 
 
気づけば自分が欲しいからじゃなくてみんなが基準だったんですね。
 
 
これって、キリがないんです。
 
隣の芝生は青く見えるんです。
 
 
まだまだ足りないと思う。
いつまでたっても満足できない。
 
もっともっと。
 
 
 
多くを持てば持つほど幸せ。 
 
数年前まではそんな私でした。
 
 
 

現在

今の生活になったきっかけは以前記事にした通りです。
 

 

 
あんなにお金やモノがない事に劣等感を持っていた私が、今はモノが少なくて、一見不便に見える生活を楽しんでいます。
 
人の目を気にすることが無くなり、気持ちが軽くなりました。
 
自分に必要ないなら持つ必要はない。
持っていないことは恥ずかしいことじゃない。
 
 
 
今、こうしてモノを持たない暮らしを楽しめているのは、「買おうと思えばいつでも買える」という余裕があるからこそ出来る事なのかもしれません。

今は自分が選んだ持たない生活だけど、昔はなりたくてなってたわけではないですしね。
 
今も昔のようにお金がないままだったら、劣等感を抱き、モノを抱え込んでいたかもしれませんね。
 
 
 
今の安定した生活を送れるのは主人あってのこと。本当に感謝です。

 
そして、ミニマリストという存在を知ることが出てよかったです。 
  
 
 
何だか長々と書いてしまい、まとまりのない文章になってしまいましたね。
 
乱文、申し訳ありません。
 
今日で300記事。
これからもいろいろな事を書き綴って行こうと思います。 

最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
 
 
 
少ないもので暮らしてるけど幸せだよ♪ by仏親子
 

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