エライことが起きている。これはエライことですよ。
2016年には国産ゴジラが12年ぶりに公開される。それだけで事件なのに、ガメラのパイロット映像まで公開されたんですよ。何が起きてるか理解できてません。これはエライことですよ。
ゴジラとガメラが同時期に帰ってくる。ハリウッド版ゴジラは続いていくし、ウルトラマンが放送されている!! 今年は西暦何年なんだ!!??
10年前の自分に「怪獣の時代が来るよ」といっても鼻で笑われるだろう現象が実際に起きようとしている!!
公式サイトもオープン。
今年はガメラ生誕50周年記念でしたが、10月9日になるまで音沙汰が一切なく「ラブ&ピース」に亀の怪獣が出てくるので、これがガメラ新作なのではと噂されました。記念すべき節目の年に「何も無し」なんて結末を覚悟していましたが、記念映像がニューヨークコミコンで無事に公開されました。
長い間待たされましたが、そのフラストレーションを一気に解放してくれる素晴らしい映像になっているのでは!?
この映像解禁と共に堰を切ったかのように情報が一気に流れてきました。特に注目したいのは「CGWORLD.jp」の記事です。
記事ではこのパイロット映像を監督した石井克人氏のインタビューが掲載されています。
このように語っています。
シン・ゴジラでは実写進撃の巨人と同じ手法で映像を製作していくようです。特撮とCGのハイブリッド映像になるシン・ゴジラに対し、ガメラはフルCGで描くというレジェンダリー版ゴジラに近い方法論を選択したようです。
ガメラでCGといえばガメラ3の映像が頭に浮かんできますが、このパイロット映像もガメラ3と遜色ないどころか、それを超えた仕上がりになっています。
作風的にもどこか平成三部作のようなリアリズムとシリアスさを感じさせます。平成三部作のような作風がコンセプトになっているのでしょうか?
混沌の中に唯一存在する秩序のように描かれたガメラ。子どもの心に存在する解呪という昭和シリーズからのコンセプトも揺らがない。紛うことなき本物のガメラがここに存在している。
シリアスながらもガメラの骨幹は忘れない、期待へ完全に応えてくれた映像が出てきた・・・。
現段階ではパイロット映像とのこと。本編はこれから製作されていくのか、はたまたこれ止まりになってしまうのか。
ニューヨークコミコンでパイロット映像公開という事は国内外問わず資金集めの意味合いがあるように思えます。今後の情報に注視していきましょう。
フルCGで描くというアプローチは大歓迎。仮に映画が製作された場合も、おそらくフルCGを貫くと思われます。日本のCGで怪獣映画をどこまで描けるのか見たいという欲求もありますからね。それにゴジラが伝統と革新のハイブリッド映像になるんですから、ガメラはゴジラへのアンチテーゼ的なスタンスを取り革新さを追及していくのは面白いと思う。平成のガメラ復活時もゴジラにはできない手法で、鮮烈な復活を印象付けましたしね。
このパイロット映像ガメラは映画になるのか否か、本当に目が離せません。
さて、シン・ゴジラの予告はこれを超えるインパクトが必要になるのは決定してしまった。ガメラさんはエライことをしてくれた・・・。
とにかく神話がよみがえった。
ありがとうこの気持ちを!
やっぱりもう一度できるんだよ!
震えが止まらない。