「死の質」ランキング、韓国は80カ国中18位=日本は14位

「死の質」ランキング、韓国は80カ国中18位=日本は14位

 英経済誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が5日(現地時間)に発表した2015年版の「クオリティー・オブ・デス(死の質)」指数によると、人が人生を安らかに終えるための環境が最も整っているのは英国で、韓国は調査対象80カ国・地域のうち18位だった。

 この指数は、死を迎える人の痛みを和らげ、家族が心理的苦痛を乗り越えられるよう手助けする医療システムがどれほど備わっているかを評価したもの。人生の最期を迎えられる病院数、治療のレベル、臨終に関する国家支援、医療従事者の数など20種類の指標を合算してランク付けした。

 100点満点で93.9点を獲得した英国に続き、オーストラリア(91.6点)、ニュージーランド(87.6点)、アイルランド(85.8点)、ベルギー(84.5点)がトップ5に入った。18位の韓国は73.7点で、アジアでは台湾(6位)、シンガポール(12位)、日本(14位)に次ぐ4位だったが、ノルウェー(13位、77.4点)やスイス(15位、76.1点)など生活の質が高いことで知られる国とはあまり差がなかった。韓国に続く19-21位はデンマーク、フィンランド、イタリア。

 韓国は5年前の初の調査時(40カ国・地域中30位)に比べ12ランクアップした。治療のレベル項目の大半で5点満点を獲得するなど、医療施設と医療陣の質で高い評価を受けたためと分析される。全般的に1人当たり国民所得が高い国が上位に入っており、「生活の質」と「死の質」は総じて比例することが分かった。

イ・ボルチャン記者
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