【AWS発表】CloudWatch Dashboards – メトリックビューのカスタマイズ
Amazon CloudWatch はAWSリソースとクラウドアプリケーションの監視を行います。メトリックをトラックし可視化、確認をすることができます。またアラームを設定することで、ある閾値を超えた場合アラートを発行することができます。CloudWatchを使うことでリソースの使用率、アプリケーションパフォーマンス、オペレーションの健全性を可視化することができます。
新たなCloudWatch Dashboard
本日よりメトリックスダッシュボードがカスタマイズできるようになりました。ダッシュボードには複数ののメトリックを表示することができ、文字、画像を追加することができます。必要に応じ複数のダッシュボードを作成することもできますし、特定のビューを作成することが可能です。グローバルビューを作成するのに複数のリージョンからデータを一つのビューにデータを集約することも可能です。
一つ作成してみましょう。
ダッシュボードの作成
CloudWatchコンソールを開き、"Create Dashboard" から始めます。ます名前を入れます。
初めにダッシュボードに最初の「ウィジェット」(グラフまたはテキスト)を追加します。
メトリックを選択する必要があります。2つのステップで作成を行います。まず初めにカテゴリ別に選択します。
EC2メトリックをクリックし、2つ以上のメトリックを選択しウィジェットを作成します。選択したすべてのEC2インスタンスをメトリック名で並び替え、"Create Widget" をクリックします(スクリーンショットにはありません)。
先ほど述べたように利用する複数のAWSリージョンを跨いでメトリックにアクセスすることができます。そうすることで複雑な複数リージョンをつかったアプリケーションやデプロイを1つのグローバルダッシュボードを作成することができます。
これが私ダッシュボードです。
グラフのサイズを変更することもできますし、インタラクティブな操作も可能です。例えば1クリックでインスタンスをを1つに絞ることができます(もちろんダッシュボードから別のメトリックを選択することも可能です)。
また別のウィジェットを追加することも可能です。縦軸を見ていただくと別のウィジェットに表示されたメトリックとの相関関係を見ることができます。
グラフはリンクされており、個別にズーム可能です(アクションメニューから選択が可能です)。クリックしながら時間軸をドラックすることで時間軸をしぼることができ、すべてのグラフはズームすることが可能です。
アクションメニューには、ズームをリセットでき、、ダッシュボード上の他の多くの操作が可能です。
テキストウィジェトを使うことで、静的なテキストや画像を追加することも可能です。
これが私のスタイリッシュなダッシュボードになります。
テキストウィジェトにはボタンやテーブルを埋め込むことも可能です。ヘルプページ、トラブルシューティングガイド、内部および外部のステータスページ、電話帳などにリンクすることができますダッシュボードはいくつか作成することができ、1クリックで切り替えることが出来ます。
またダッシュボードからのリンクも作成することが出来ます。
グラフの時間も変更することができ、自動更新や、詳細設定の双方を選択することが可能です。
ダッシュボードの所有とアクセス
それぞれのダッシュボードはAWSアカウント単位で保持され、アカウント内のIAMユーザからアクセスされます。ですが大抵の場合、管理上組織を跨いだユーザにダッシュボードを設定することもあるでしょう。
このような場合、CloudWatchのIAMパーミッションを使うことでメトリックを見たり、ダッシュボードを編集する権限を操作することができます。以下のようになります。
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PutMetricData 権限ある場合、IAMユーザはダッシュボードの作成、編集、削除が出来ます。
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GetMetricStatistics 権限がある場合、ダッシュボードの内容閲覧ができます。
すぐに利用可能
CloudWatch ダッシュボードは本日からすべてのリージョンで利用可能です。メトリックが50以下でしたら、3つのダッシュボードまで無料で作成頂けます。それ以上の場合、1つのダッシュボードにつき月々3ドルでご利用頂けます。
ダッシュボードの共有
みなさんのサンプルを見られることを楽しみにしています。
- jeff翻訳はParter SA酒徳が対応しました。本文はこちら:https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/cloudwatch-dashboards-create-use-customized-metrics-views/)
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