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IMF TPP合意は世界の経済成長にも利益
10月9日 6時50分

TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉が大筋合意したことについて、IMF=国際通貨基金のラガルド専務理事は、世界経済の成長につながると歓迎しました。
IMFや世界銀行の年次総会が開かれているペルーで8日、記者会見したIMFのラガルド専務理事は、今週、12か国による交渉が大筋合意したTPPについて、「協定が新たな貿易の機会を生み出し、市場の開放をもたらすだろう。世界のGDP=国内総生産のおよそ40%を占める地域がまとまることは、世界の経済成長にとっても利益になる」と述べ、歓迎しました。そのうえで、アメリカと中国が別々に、地域の貿易協定づくりを進めていることについて、「IMFとしては、さまざまな多国間、2国間の貿易協定が調和のとれた内容となり、対立を生み出すことがないよう願っている」と述べました。
また、世界銀行のキム総裁も、「中南米でTPPに参加しているのはメキシコとチリ、それにペルーだけだが、今回の大筋合意はよい知らせだ。TPPが世界経済にもたらす利益は、中南米の成長を押し上げるだろう」と述べ、期待を示しました。

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