【ソウル聯合ニュース】韓国で来年末から、たばこパッケージへの健康被害写真の表示が義務付けられる。パッケージの表と裏の両面に面積の30%以上の写真を表示しなければならない。
韓国保健福祉部は7日、こうした内容を盛り込んだ国民健康増進法施行令改正案を12日から来月21日まで立法予告すると明らかにした。来年12月23日の施行を予定している。
改正案では、健康被害写真はパッケージの上部に表示する。既に同様の法律が施行されている海外で、店に陳列されているときには健康被害写真が見えないようたばこメーカーが写真を下段に表示するケースが少なくなかったためだ。
また、パッケージには健康被害についての警告文を掲載しなければならず、写真と合わせパッケージ面積の半分以上に表示する義務がある。
健康被害写真をめぐっては「事実に基づき著しい嫌悪感を与えてはならない」と規定されているが、具体的な写真の内容については議論の余地が残る。
同部は民間の専門家が参加する「警告図制定委員会」(仮称)を今月末に立ち上げ、具体的な健康被害写真のテーマや内容を検討していく。