【ソウル聯合ニュース】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が排ガス規制を逃れるためディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題で、韓国法人のVWコリアは7日、問題となっている車両を購入した約9万2000人に謝罪文を送る方針を明らかにした。該当車両を自主的にリコール(無料の回収・修理)する計画も初めて表明する。
先月18日、米環境保護局(EPA)が同問題を発表してから20日後の謝罪となる。引責辞任したVWグループのマルティン・ウィンターコルン前最高経営責任者(CEO)が謝罪したことはあるが、韓国法人が謝罪するのは初めて。
VWコリアはリコールの時期について、本社の方針が決まらなければならず、ドイツ政府と韓国環境部の承認も必要として、具体的には明らかにしなかった。
VWグループ傘下で、韓国での問題車両の販売台数が2万8791台とされるアウディも謝罪する予定だ。同社関係者は「あしたまでには謝罪文を出す」としながらも、リコールについては「公式な立場が出るかどうかは分からない」と伝えた。