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[千葉市 7日 ロイター] - 村田製作所(6981.T)の村田恒夫社長は7日、ロイターとのインタビューで、2015年の世界のスマートフォン市場について「鈍化している」との見方を示した。中国市場の失速が要因だが、一方で「中国もマイナスになるわけではない」とも指摘した。
同社は期初に世界のスマホ販売台数の伸びを12%としたが「台数成長では少し伸びが低くなっている」という。ただ、中国スマホメーカーの高機能化は進んでおり、同社の部品への需要については「引き続き強い」と語った。
また、米アップル(AAPL.O)の新型iPhoneの6S/6プラス向け部品の立ち上がりについて村田社長は「例年通りに動いている。心配はしていない」と述べた。前年モデルの6/6プラスの伸びを上回るかどうかについては言及を避けた。
同社は部品の供給先を公表していないが、iPhoneには複数の村田製のコンデンサーや通信部品が採用されている。
台数ベースで2桁成長が続いていたスマホ市場の来期の見通しについては「2桁は伸びないかもしれない。1桁台後半になるかもしれない」と予想。それでもスマホの高機能化は進むため、社長は「部品の需要については、引き続きよいだろう」とみている。
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