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フォルクスワーゲン リコールは来年1月から
10月7日 18時50分

フォルクスワーゲンのミュラー会長は、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題を受けて、対象となった車両のリコールを来年1月にも開始するという見通しを明らかにしました。
フォルクスワーゲンのミュラー会長は、ドイツの有力紙「フランクフルター・アルゲマイネ」のインタビューに応じ、その内容が7日付けの紙面に掲載されました。
この中でミュラー会長は、不正の対象になった世界で1100万台に上るとされる車両のリコールについて、「計画どおりに進めば来年の1月に開始し、来年の年末にはすべての対応が終わるだろう」と述べ、早ければ来年1月にも開始するという見通しを示しました。
ミュラー会長は、ほとんどの車両は、ソフトウエアの更新で済むものの、一部はエンジンの改修が必要になると指摘する一方、改修による走行性能への影響については、最高速度が時速3キロから5キロ遅くなる程度だと説明するにとどまりました。
また、今回の不正に経営陣が関与したかどうかについて、「エンジンの開発は複数の部署が関わる複雑な過程を経て進められ、通常、経営陣が直接関わることはない」と述べ、組織的な不正ではなく、あくまで少数の社員によるものだという見方を改めて示しました。

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