はじめに.動画には、24p,30p,60p,60i,24p→60i,30p→60iとあるのでその違いについて
1920x1080のフルHDで説明します。
p:プログレッシブ 1920x1080のフレーム単位
i:インターレース 1920x540のフィールド単位
カメラメーカーが出しているデータの方が説得力があるので、
SonyさんのHPから下記図は借用しました。
インターレースは縦方向の絵が半分しかなく、デジタルTVで再生時は隣り合うフィールドを
合成して、フレームを作るので、画質はプログレッシブより、劣ります。
言葉の説明(60、30は、60=59.94 30=29.97)
24p:24frame(1980x1080)/秒 シネマ(映画用)の動画です。
30p:30frame(1980x1080)/秒 デジタルカメラの標準です。
60p:60frame(1980x1080)/秒 最近、撮影できる機種が増えました。
60i:60field(1920x540)/秒 3種類あります。
60i:1frameを奇数フィールド(1920x540)と偶数フィールド(1920x540)に分割し
フィールド毎に動画を記録していく。60fields/s
24p60i:24p動画を奇数フィールドと偶数フィールドに分割し、24p5フレーム分で
30p4フレームを作ると60iになる。
30p60i:30p動画を奇数フィールドと偶数フィールドに分割すると60iになる。
動画の画質:60p=30p=24p > 60i
下記図を見てわかるように、60iの画像は、1フィールド 1920x540しかない。
デジタルTVで再生時、隣り合うフィールドを合成した画像(3番目)は、縞(ギザギザ)ノイズが
あり、縞ノイズを取るために補間(インターレース解除)すると被写体の輪郭が甘くなる。
PCで60i動画を再生:
・非インタレース対応ソフトで再生すると上から4段目の60i→30fpsの画像に見えます。
・インタレース対応の再生ソフトで再生すると隣り合うフィールドを合成した画像(3番目)は、
縞(ギザギザ)ノイズがあり、縞ノイズを取るために補間する分被写体の輪郭が甘くなる。
動画の滑らかさ:60p=60i(>24p60i) > 30p(=30p60i) > 24p
60p、60iは、TVで再生すると60フレーム/秒で動き、各フレームが動きがあるので
被写体の動きが速くても、滑らかに見えます。
30pは、フレーム数が少ないので、被写体の動きが速いとカクカク感が出ます。
なお、24p60iは、60コマ/秒で動いていますが滑らかさは。
DVDの映画は24p60iで、同様にPANASONIC GH1の24p60iです。全開DVD映画はデジタルTVで再生時、
60コマ/秒で再生されているのを確認しました。今回、GH1の24p60iも同様に60コマ/秒をました。
それと、TVでやっている映画も60コマ/秒を確認しました。
DVD(SD)をビエラBW-570に挿入し、SharpのLC32GX5(1920x1080)で再生し、デジタルTVの再生動画を
HX9Vの60pを使って記録しTMPGEncにて連番静止画で切り出した。静止画は全て1コマづつ動いているのを
確認した。
切り出したこれらの連番静止画をTMPGEncで読み込み、30p(24p)の動画に変換した。
それをYOUTUBEにアップ。コマの動きが一コマづつ動くので、60コマ/秒で再生されているのが判ります。
・DVD映画 60p→30p変換
・GH1 24p60i 60p→24p変換
・TV放送映画 60p→24p変換
・ちなみに、デジタルTVで再生するとGH2の24p動画は、2コマ、3コマ、3コマ、2コマを繰り返す実質24p動画
になります。
・AVCHDの30p60i動画は予想を外れ、デジタルTVで再生すると実質30コマ/秒の動画になっていました。
AVCHD特有の仕様かデジタルTVの使用かは今後調べていきます
デジタルTV(60コマ/秒=60p)での再生の仕組み。
・60p 1コマづつ再生されます。画質、滑らかさとも一番良いです。
・30p コマが、1,2,3,4ならば、1,1,2,2,3,3,4,4 2コマづつ再生されます。
・60i 隣り合うフィールド同士でフレームを作るので、1コマづつ再生されます。
・30p60i AVCHDの特性でしょうか、奇数と偶数フィールドがフレームに合成され、
30pと同じように再生されます。
・24p コマが、1,2,3,4ならば、1,1,2,2,2,3,3,4,4,4 2コマと3コマで再生されます。
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