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 サッカーJ1の名古屋グランパスが、筆頭株主のトヨタ自動車に対し、出資比率の引き上げを求めていることがわかった。トヨタの子会社になることを軸に調整を進めている。成績も入場料収入も振るわず赤字が膨らむなか、財務基盤を固めて戦力の強化につなげる狙いがある。

 関係者によると、グランパスがトヨタを含む主要株主に案を示した。トヨタの出資比率を22・5%から50%超に引き上げる案を軸に調整を進める。

 トヨタは、グランパスが抜本的な再建策をつくることや、ほかの主要株主も支援することなどを条件に要請に応じる見通し。来春までに決める予定だ。