北朝鮮核施設 原子炉稼動の兆候など観察=IAEA事務局長

【ソウル聯合ニュース】来韓中の国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は6日、北朝鮮・寧辺の核施設に関連し、冷却水の放流、同施設への設備移動、原子炉(5000キロワット)稼動の兆候を観察していると述べた。ソウルで行われた尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官との会談終了後、記者団に明らかにした。

 また、北朝鮮の核活動について、「われわれは北朝鮮の核活動再開宣言と時期を同じくして寧辺での核活動を観察してきた」と述べた。

 尹長官との会談については「イランや北朝鮮問題、核安保などについて意見を交換した。韓国とIAEA間の協力を強化するための良い契機になった」と説明した。

 天野氏は尹長官との会談前に、6カ国協議の韓国首席代表を務める黄浚局(ファン・ジュングク)外交部朝鮮半島平和交渉本部長とも会談した。

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