【ソウル聯合ニュース】ソウル高裁は6日、2012年の大統領選で選挙介入を指示したとして公職選挙法違反などの罪で実刑を言い渡され、収監されている韓国情報機関・国家情報院(国情院)の元院長、元世勲(ウォン・セフン)氏の保釈申請を認めた。
高裁は「拘束状態では防御権を十分に行使できない」として、保釈を申請した元氏側の主張を受け入れた。元氏は二審判決後の今年2月9日に収監された。
元氏は大統領選当時、国情院長としてインターネット上で最大野党・民主統合党(現新政治民主連合)の文在寅(ムン・ジェイン)候補を中傷する書き込みをするよう職員に指示し、選挙に介入した罪で13年6月に在宅起訴された。一審は国情院内の組織、心理戦団の書き込みなどが国情院法違反に当たるものの、公職選挙法には違反していないとして、懲役2年6カ月、執行猶予4年を言い渡した。二審は国情院法違反だけでなく公職選挙法違反罪も認め、懲役3年と資格停止3年の実刑判決を言い渡したが、大法院(最高裁)は今年7月、公職選挙法違反の罪で有罪とした二審判決を破棄し、審理をソウル高裁に差し戻した。
ソウル高裁は公判準備手続きから再審理する方針を示しており、裁判は長期化する見通しだ。