「安打製造機」と呼ばれている米大リーグ、マイアミ・マーリンズのスター選手・イチロー(41)が投手に変身した。
イチローは5日(韓国時間)のフィラデルフィア・フィリーズ戦で8回裏、4番手投手としてマウンドに立った。所属チームのマーリンズにとって公式戦の最終戦ということで企画されたファンサービスだった。日本プロ野球界で活躍していた1996年、オールスター戦で一度投手として出場した経験があるイチローは、19年ぶりにマウンドからボールを投げた。
大リーグ通算2357試合で2935安打を打ったイチロー。同日、投手としては1イニング1失点(2安打)という成績を記録した。18球のうち11球がストライクで、最高球速は時速142キロメートルに達した。イチローは「すばらしい思い出になったので十分だ。次の登板はない」と語った。