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 長野県飯田市の温泉浴場施設で6日に起きた発砲事件で、長野県警は7日、頭を撃たれて意識不明の重体となっていた男性が市内の病院で死亡したと発表した。県警は殺人事件として同日中にも捜査本部を設置し、撃った人物の特定を急ぐ。

 県警によると、亡くなったのは住所不定で、指定暴力団山口組系の組に所属していた長谷川陽一さん(43)。6日午後0時45分ごろ、同市上殿岡の温泉浴場施設「湯~眠(ゆーみん)」から出ようとしたところ、敷地内の駐車場で拳銃のようなもので頭を撃たれた。

 捜査関係者によると、長谷川さんは山口組から分裂した神戸山口組の一派へ移るため、所属する組を脱退してトラブルになっていた、という情報があるという。