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人生いつも三日ボーズ

RHYMESTERと千田琢哉を愛する三日坊主のブログ

10年前にグッドウィル経由でイベントスタッフをした時の話

仕事 思い出 新潟

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※約10年前の話なので、今とは内容が異なるかもしれませんが、ご容赦ください。

グッドウィルとイベントスタッフ

当時のぼくは、新潟県の専門学校に通っていました。
アルバイトをしたかったのですが、結構忙しい学校だったので固定のアルバイトには中々受からず…。

そんな時に、当時日雇い派遣会社として最大手だったグッ◯ウィ◯を知り、そこに登録をしました。

このCMを流していたのが、◯ッド◯ィルです。
懐かしいですね。リアルタイムで観た人もいるのではないでしょうか?

当時のグ◯ドウ◯ルには数々の業種に対応した案件を取り扱っており、

・倉庫内軽作業
・引っ越し、事務所移転

・接客、販売
・オフィスワーク
・アミューズメント(パチンコ店、ゲームセンター等)
・イベントスタッフ

などなど、これらに対応している支店がありました。
ちなみにぼくはAM(アミューズメント)支店に登録しましたが、現状仕事はないということで、他の支店にも同時に登録しました。

※後から知った話ですが、アミューズメントに関する仕事は「女性を派遣してほしい」という要望がほとんどで、男性にはまず仕事が回ってこないということでした。

そんなグッドウィル(もう伏せ字メンドクセ)に登録して、数日後。
土曜日の早朝でしたが、グッドウィルから着信アリ。出てみると、

「イベントスタッフが一人欠勤になってしまったので、今から来れないか?」

というものでした。
そのイベントというのは、某ジャニーズ系アイドルグループのコンサートツアーでした。それの警備をしたり、終わった後の片付けをするのが今回の仕事。

初めての仕事だったし、お金欲しかったしということもあり、早朝の急な呼び出しにも関わらず、ぼくはウキウキしながらアルバイト先へ向かったのでした。

ちなみにそのコンサート会場とは、通称「朱鷺メッセ」(正式名称:新潟コンベンションセンター)というイベントホールでした。バスケットボールの「bjリーグ」開幕戦もココでやりましたね。

その朱鷺メッセへ向かうと、グッドウィルの担当がいて「早速だけど、コレ持っといて!」とグッドウィルのロゴが入ったポロシャツを渡され、そのまま業務説明をしている部屋へ行きました。

そこで一日の流れを説明されましたが、やけに印象に残っているのが

「こういうアルバイトだと、警備をせずに一緒になってコンサートを観戦する人がいます。そういう人は、お金を払って、お客さんとして観てください!」

という言葉。たしかに、本来はお金を払って観るものですからね。
しかし、やはり「タダでコンサート観れてラッキー!」と思ったのは、ぼくだけではなかったはず…(笑)

そんな説明会が終われば、スーツに着替えて会場へ行きます。前述したポロシャツは、片付けの際に着るということで初めは着ませんでした。

そして会場へ向かいましたが、行く先々でいるわいるわ「チケット譲ってください」という紙を持って立っている女性たち…。

東京に来てからも、東京ドームでコンサートが行われる際には御茶ノ水駅周辺にそういう女性たちを見たことがありますが、生でそれを観たのはこの時が初めてでした(笑)

あれって、実際に譲る人いるのかな?

そして会場の警備をしました。
「警備って具体的に何すんの?」というと、会場に来ている観客の誘導、会場案内、禁止事項(携帯を使うな、自分の席から離れんな、等)を破っている人がいないか、という事のチェックですね。

コンサートは1日2公演だったので、2回分の警備をしました。ジャニーズのコンサートは初めて観たので、2回目も普通に楽しく警備(という名の観戦)ができましたね。

それが終わると、支給されたお弁当を食べて、ポロシャツに着替えて、片付けに入ります。お弁当を「10分で食べちゃってね」と言われたのは結構辛かった…。

これが警備までだったら、普通に楽しいアルバイトだったのですが、ここからの片付けが無茶苦茶大変だった…。

まず、会場のイスを片付けます。
ジャニーズのコンサートなだけあり、膨大な数のイスを数十人のグッドウィルスタッフで片付けました。

そこから、とび職が参加して会場の「骨組み」を解体していきます。これが、これが本当に大変だった…。

ゴリゴリの力仕事だったのもありますが、とにかくとび職人が怖い。ちょっと動きが悪い、要領を得ていないと怒鳴られました。引っ越しバイトと同じような感じ?やったことないけど。

別なところでは、とび職同士で喧嘩を始めるし。
見た目完全にチンピラだし、恐らく元チンピラだったのでしょう…とにかくカオスな雰囲気だったのは記憶に残っています。

そんな中で、ぼくはとにかく怒られないように動き回っていました(笑)

そんなこんなで、帰れるようになったのが夜中の2時ごろ。
ちなみに、会場へ着いたのが朝7時ごろ。拘束時間はじゅ、19時間…!

当時はまだ10代で、体力も有り余っていたので19時間拘束でも何とかなりました。今だと絶対に無理ですね。もちろん、翌日はバッキバキの筋肉痛になりました(笑)

それ以来、イベントスタッフはやらないぞ!と固く誓いました。
が、このアルバイトをしてからというもの、ぼくの電話にはグッドウィルからの

「イベントスタッフやらないか?」

の着信がひっきりなしに入るようになりました…。

恐らくアレです。
急な穴埋めに対応してしまったから「お、コイツは使えそうだな」と思われたに違いない。こっちはもうやりたくないっつーのによお!

ということを思いながら毎回断っていましたが、あまりにも毎日のようにかかってくるので、途中からはもう出なくなりましたね。それでもかかってきたけど。

グッドウィル経由でのアルバイトは数回しましたが、このイベントスタッフのような現場が多いので、就職してからは全く使わなくなりました。

そして気づいたら、グッドウィル自体が無くなっていました…。

余談ですが、グッドウィルは雇用保険「非加入」な状態での仕事を斡旋していたので、グッドウィルが廃業してから「働いていたのに失業保険が貰えない!」という元スタッフを大量に生みだしてしまいました。それが現在の「日雇い派遣の原則禁止」に繋がっており、苦労した人も多かったと聞きます。

こんな感じの思い出話を読んでもらう分にはぜひ楽しんでほしいと思いますが、こういう仕事には就かない方が懸命ですよ、マジで。

この記事を読んだ方には、ぜひ反面教師な記事として活用してほしいと思います!

おわり。

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