FIFAのスポンサーが、ゼップ・ブラッター会長に辞任を要求している。
ブラッター会長は先日、2005年のテレビ放映権契約における背任や、2011年にUEFAのミシェル・プラティニ会長に200万スイスフランを支払ったことが不正にあたるとの疑いで、スイス検察当局から事情聴取された。その後、ブラッター会長はスタッフに対して疑惑を否定し、来年2月の会長選まで辞任はしないと強調したとのことだ。
だが、スポンサーは一刻も早く信頼回復に動くべきと見ている。
コカ・コーラは「FIFAのイメージと評判は日々曇り続けている」と声明を出し、「FIFAは広範囲に及ぶ緊急の改革を必要としている。(ブラッターの辞任は)信頼できる改革プロセスの第一歩であり、スポーツを愛するすべての人の信頼を取り戻すのに役立つだろう」とした。
マクドナルドは「この数週間の出来事で、FIFAの信頼はさらに下がっている。FIFA会長ゼップ・ブラッターが即退くことが、信頼回復の改革を続けるために必要なことだと考えている」と声明を出している。
ビザとバドワイザーもこの動きに続いているとのことで、ブラッター会長の立場はさらに厳しくなっているようだ。